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慶大3年の飯村一輝、フルーレ個人で4大会ぶりメダルを逃す 「自分のプレーを貫けることができなかった」…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年7月30日 4時33分

試合に敗れ銅メダルを逃した飯村一輝(カメラ・小林 泰斗)

◆パリ五輪 第4日 ▽フェンシング男子フルーレ個人 3位決定戦(29日、グラン・パレ)

 初五輪の飯村一輝(慶大)が、フェンシング男子フルーレで3位決定戦に敗れ、銅メダルを逃した。2012年ロンドン五輪銀の太田雄貴氏以来となる、個人メダル獲得はならなかず。28日に個人エペで日本勢初の個人金メダルを獲得した加納虹輝(JAL)に続けなかった。

 2回戦でアラディン(エジプト)を15―8で破ると、3回戦も危なげなく突破した飯村。準々決勝は地元フランスのポーティを完全アウェーの中15―14で競り勝ち、4強に進出した。準決勝は張家朗(香港)に敗れたものの、気持ちを切り替えて3位決定戦へ。競り合った展開となったが最後は12―15で惜敗した。「ベスト4までは自分のプレーを一貫することができていた」としたが、次第に強くなる対戦相手に「自分のプレーを貫けることができなかったのは すごい。ツメの甘さを実感しました。勝ち切る力が必要だなと思いました」と課題を口にした。 

 コーチも務めていた父の栄彦さんは、太田雄貴氏の師匠だった名コーチ。物心つく前から母校の龍谷大学付属平安高で指導する父に連れられ、フェンシングは身近にあった。ただ、地元のクラブに入る時は、引っ込み思案な性格もあって父の思うようにはいかず。そこで栄彦さんはは「ジュースを買ってあげるから」と誘い出したのが、小学1年生の時。クラブで友達ができた飯村はすぐに、フェンシングにのめりこんでいった。

 身長169センチと小柄ながら、幼いころに徹底して養ったのは正確な突き。22年の世界ジュニア選手権では優勝し、同年W杯で個人3位に入ると昨年は団体初優勝メンバーとして活躍した。高校の大先輩でもあり、憧れの太田氏の背中に近づくために、男子フルーレ団体で初の金メダルを目指す。

 ◆飯村 一輝(いいむら・ かずき)2003年12月27日、京都生まれ。20歳。京都・龍谷大平安高から慶大。小柄ながらスピードが武器。169センチ、65キロ。

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