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【パリ五輪】体操ニッポンに大逆転許した中国「とても悲しい」「どんなミスも受け止めている」

スポーツ報知 / 2024年7月30日 6時50分

◆パリ五輪 第4日 ▽体操 男子団体決勝(29日、ベルシー・アリーナ)

 男子の団体決勝で、予選2位通過した日本は259・594点で金メダルを獲得。2016年リオ五輪以来2大会ぶりに王座を奪還した。予選首位通過の中国は4種目終了時点で日本に3.267点差をつけていたが、最終種目の鉄棒でミスが相次ぎ大逆転を許した。

 信じられないようなミスが連鎖した。中国1番手の肖若騰が着地で大きく体勢を崩すミスで13.433点。2番手の蘇煒徳が2度の落下で11.600点の大失敗。最後に登場したエース張博恒は14.733点でまとめたが、日本を逆転するまでには至らなかった。

 蘇は演技後、ぼう然とした表情で仲間から離れて1人腰掛けた。大会直前に18、22年世界選手権団体金メダルメンバーの孫煒がかかとを負傷したため、繰り上がってメンバー入り。鉄棒は23年世界選手権の種目別で銅メダルを獲得し得意種目。予選でも14.400点をマークし、7位で種目別決勝の進出を決めていた。

 まさかの展開で金メダルを逃し、涙をこぼす選手も。最後まで笑顔はなく会場を後にした。21年東京五輪個人総合銀の劉洋は「金メダルが欲しかったのでとてもガッカリしている」と落胆。試合後、仲間を励ましていたことを聞かれると「互いを慰める必要はないと思う。僕たちはチームであって、どんなミスや悪い演技も一緒に受け止めている」と蘇をかばった。肖は「この銀メダルは努力の結晶。でも1位を目指し高い目標を掲げてきたので表彰台の頂点に立ちたかった。とても悲しい」とコメントした。

 “前哨戦”の2023年世界選手権では日本が団体金メダルを獲得していた。だが、中国は同時期に開催されていた杭州アジア大会にメインメンバーを派遣した。本当の意味での「直接対決」はパリ五輪で実現。中国は、2016年リオ大会、21年東京大会と連続銅メダルで、パリまでに世代交代を遂げながら進化。「体操王国」のプライドに懸け王座奪還に力を注いできたが、無念の結末となった。

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