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男子フルーレ最年少の飯村一輝、グランパレでのメダルマッチは「過去イチの歓声と盛り上がり」 フェンシング団体金へ「自信を持って」…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年7月30日 5時49分

試合に敗れ銅メダルを逃した飯村一輝(カメラ・小林 泰斗)

◆パリ五輪 第4日 ▽フェンシング男子フルーレ個人 3位決定戦(29日、グラン・パレ)

 個人戦が行われ、男子フルーレ3位決定戦で、初五輪の飯村一輝(慶大)がイトキン(米国)に12―15で敗れメダル獲得ならず。序盤に3―7とされるところから、一時は盛り返したが及ばず「ベスト4までは自分のプレーを一貫することができたけど、準決勝、3位決定戦と相手も強くなる中自分のプレーを貫けなかった」と、唇をかんだ。

 フェンシング発祥の地、フランスで臨んだ五輪の舞台。超満員のグランパレでメダルマッチに臨み「過去イチの歓声と観客の盛り上がりはすごくいい経験になったし、勝てなかったのはすごく残念」と飯村。雰囲気を存分に味わい「最初は緊張とワクワクと複雑だったけど、初戦突破以降は、この歓声の中で試合をするのがすごく楽しかった」と、充実の表情も見せた。

 男子フルーレは、団体で世界ランク1位。昨年の世界選手権では初優勝を果たしており、勢いに乗る。メダルがかかる試合は経験済み。飯村は「このポディウムでの経験をメンバーと共有して、あと1週間準備していきたい」と頼もしい。男子はエペで21年東京五輪団体金、今大会は個人で加納虹輝(JAL)が初優勝を飾った。フルーレの若きエースは「世界ランク1位で臨む団体戦。そこは自信をもって臨みたい」と、意気込んだ。

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