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初の五輪を6位で終えた17歳・成田を松田丈志氏が評価「伸びしろがあると感じる」海外勢との差を埋めるのは…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年7月30日 8時30分

◆パリ五輪 第4日 競泳女子400メートル個人メドレー決勝(29日、ラデファンス・アリーナ)

 五輪初出場の17歳・成田実生(ルネサンスKSC金町)は4分38秒83で6位に終わった。前半を8位で折り返した成田は、持ち味の追い上げで後半順位を上げたがメダルには届かなかった。五輪3大会連続メダリストの松田丈志氏は、4年後にはファイナリストからメダリストになることを期待した。

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 17歳の成田選手がファイナルの舞台に残ったことは十分評価できる。本人にとっても今後に向けてのいい経験になったはずだ。一方で結果は、予選からタイムを落とし6位となった。これは予選から全力を出し、決勝では疲れてしまい、最終的には力負けという印象を受けた。

 予選から全力を出し切る姿勢は100%正しい。400個メドレーは1日で予選から決勝まで行うタフな種目。メダルを狙う選手たちは予選を余裕ある泳ぎで通過し、決勝では一段ギアを上げてくるのが現実だ。ファイナリストとなった成田選手が、メダリストにステップアップするにはどうするか。自分には何が足りないのを分析して、プランを立てる必要がある。

 東京五輪(2021年)は落選しているが、その後の3年間で課題を克服しパリの切符をつかんでいる。本人の意思次第だが、今回は前回より1年長い4年間の準備期間があり、それ以上に若い成田選手には伸びしろがあると感じる。海外の選手に比べ小柄なだけに、ハンデを埋めるのは筋力なのか、テクニックなのか。言葉では簡単だが、辛く、苦しい時間が待っている。

 私の経験、他の選手たちを見ても海外での経験を多く積むことだ。成田選手の世代は新型コロナウイルスの影響もあり、世界の舞台を経験する機会に恵まれていない。海外での大会、合宿で世界のトップの中に身を置くことで様々なことが体験、吸収できステップアップする舞台として利用すべきだ。メダリストへの道は大変ではあるが、楽しみもあり、何よりやりがいがあるはずだ。(北京、ロンドン、リオ五輪3大会連続メダリスト)

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