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久保凛とドルーリー朱瑛里が準決勝進出…全国高校総体800m

スポーツ報知 / 2024年7月30日 12時5分

ドルーリー朱瑛里(左)と久保凛

 陸上の全国高校総体(インターハイ)第3日が30日、福岡・東平尾公園博多の森陸上競技場で行われ、女子800メートル予選(各組2位以内と各組3位以下でタイム上位8人が通過)で、同種目の日本記録保持者の久保凛(大阪・東大阪大敬愛高2年)は第1組で2分7秒73の1位で通過した。日本選手権1500メートル7位のドルーリー朱瑛里(岡山・津山高2年)は同5組で2分10秒55の2位で通過。注目の高校2年生はそろって同日の準決勝に進出した。

 久保は、サッカー日本代表のMF久保建英(23)のいとこで、167センチの長身を生かしたスケールの大きな走りが持ち味。6月の日本選手権で高校2年生ながら初優勝を果たした。さらに7月15日の奈良県長距離強化記録会の女子800メートルで1分59秒93の日本新記録をマーク。杉森美保が05年にマークした2分0秒45の日本記録を19年ぶりに更新し、日本女子初の1分台で走破した。もはや「サッカーの久保建英のいとこ」ではなく「久保凛」という陸上トップアスリートの座を確立している。

 ドルーリーは6月の日本選手権に初出場し、1500メートルでは高校生として唯一決勝に進出し、パリ五輪代表の田中希実(24)=ニューバランス=ら社会人、学生に交じり、4分18秒16で7位と健闘した。今大会の1500メートル決勝(29日)では序盤は先頭集団で積極的にレースを進めたが、後半に苦戦し、11位。800メートルで巻き返しを図る。

 30日は正午の時点で気温32度を突破。厳しい気象条件となっている中、準決勝、さらには31日の決勝で、パリ五輪の次の28年ロス五輪を目指す高校生アスリートの「熱い」走りが期待される。

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