【エルムＳ】重賞初制覇狙うユティタムは暑さ対策万全 陣営「もっと上で走ってほしい馬」

熱暑対策は万全のユティタム（カメラ・高橋　由二）

◆第２９回エルムＳ・Ｇ３（８月４日、札幌競馬場・ダート１７００メートル）＝７月３０日、函館競馬場

　ユティタム（牡４歳、栗東・須貝尚介厩舎、父ジャスティファイ）が、万全の暑熱対策で重賞初制覇を狙う。

　昨年のジャパンダートダービー（４着）の後、夏負けが長引き、状態が上がりきらない時期が続いた。この中間は暑さ対策を徹底。栗東では、調教後の運動を他の僚馬より早めに切り上げ、馬体冷却に時間をかけた。函館でも、気温が高い日は、朝一番の涼しい時間帯に調教を行っている。山田助手は「２走前に東京で勝ったときから、本来の出来に近付いてきました。今は元気で、コンディションは良さそうです」と話す。

　「能力は高くて、もっと上で走ってほしい馬」と同助手。新馬戦以来の北海道シリーズで、初タイトルを手にする。