浦和監督「安部裕葵がピッチに立っている可能性はある」…３１日ニューカッスル戦で起用示唆

浦和のヘグモ監督

　Ｊ１浦和のペア・マティアス・ヘグモ監督が３０日、親善試合「Ｊリーグインターナショナルシリーズ２０２４　ｐｏｗｅｒｅｄ　ｂｙ　ｄｏｃｏｍｏ」で対戦する英プレミアリーグ・ニューカッスル戦（３１日、埼玉）に向けてオンライン会見した。

　チームはＪリーグの中断期間を利用して２１日から７日間のオフを設け、２８日に練習を再開。父親の病気のため帰省していたノルウェーから再来日した指揮官は、選手の状況について明かした。「離脱していた選手たちが今戻り始めている。（７日のリーグ）柏レイソル戦の前に、このような短い時間であったとしてもプレーできることは非常に良いと思う。サミュエル（グスタフソン）、（中島）翔哉、松尾（佑介）、タカ（関根貴大）、トモ（大久保智明）などがそうだ。この３日間、ほとんどの選手が参加する形で練習ができた」と声を弾ませた。

　負傷していたリンセン、体調不良で２８日の練習を欠席していたＤＦホイブラーテンはジョギングを始めた。「（二田）理央や（本間）至恩もメンバー入りして、明日プレーするチャンスがある」と明るい材料に手応えを見せた。

　ニューカッスル戦の選手起用について「明日の試合ではほとんどの選手が出場することになる。個々のスキルも見るが、選手同士の関係性も見たい」と狙いを語った。また、昨夏の加入から負傷離脱が続くＭＦ安部裕葵については「明日の試合で安部選手が埼玉スタジアムのピッチに立っている可能性はあります。このように言っておきましょう」と笑顔を見せた。

　チームでは５月にＭＦ早川隼平がＪ２岡山に期限付き移籍し、今夏は主将ＤＦ酒井宏樹、副主将のＤＦショルツ、ＭＦ岩尾憲と主力選手が相次いで退団。一方、新加入選手は本間と二田の２人にとどまっている現状だ。

　ヘグモ監督は「様々な状況を想定してクラブといろいろ話し合ってる」。今夏の補強について「このウインドーが開いている間に少なくともあと１人、獲得できればと思っている」と言及し、「ケガ人の復帰が補強にもなると思う」と語った。