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橋本壮市、小学校の卒業文集に「柔道のオリンピックに出たい」リオ、東京落選でよぎった引退振り切り32歳340日で銅メダル…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年7月30日 23時15分

◆パリ五輪 第4日 ▽柔道(29日、シャンドマルス・アリーナ)

 男子73キロ級は橋本壮市(32)=パーク24=が銅メダルをつかんだ。

 * * * *

 子どもの頃から夢見た舞台に自身の全てをぶつけた。橋本は初戦から左手一本で投げる袖釣り込み腰“橋本スペシャル”を決め、3位決定戦は左の体落としで優勢勝ち。ともに独自の技で銅メダルをつかみ「柔道人生に悔いが残らないようにやろうと思った。金メダルしか見てなかったけど、自分が持っている力は出し切った。悔いはない」と晴れやかだった。

 子どもの頃は仮面ライダーが大好きで正義の味方に憧れた。両親に「戦いたい」と訴え、6歳で連れていかれた道場で柔道に出会った。小学校の卒業文集に「柔道のオリンピックに出たい」と記したが、そこからの道のりは長く、険しかった。

 同学年で16年リオ、21年東京五輪連覇の大野将平(32)が常に立ちはだかった。リオ五輪は高藤直寿(31)の練習パートナーで同行し、観客席で大野の優勝を見た。悔しさのあまり、涙を流しながら、宿舎へ走って帰った。東京五輪も落選。引退もよぎったが振り切り、「柔道をやっていて良かった」と思える瞬間を迎えた。日本柔道最年長の32歳340日でのメダルは、諦めなかった男への勲章だ。(林 直史)

 ◆橋本 壮市(はしもと・そういち)1991年8月24日、静岡・浜松市出身。32歳。6歳から柔道を始め、神奈川・東海大相模中に進む。東海大相模高を経て2010年、東海大に入学。14年からパーク24所属となり、17年の世界選手権で優勝。得意技は「橋本スペシャル」と称される変形の袖釣り込み腰。170センチ。

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