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体操女子、団体8位 直前に主将・宮田笙子が辞退も、心一つに一致団結し笑顔で戦い抜いた 岸里奈「4人は最高に楽しいメンバー」…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年7月31日 3時24分

◆パリ五輪 第5日 ▽体操女子 団体決勝(30日、ベルシー・アリーナ)

 団体決勝が行われ、2008年北京五輪から5大会連続決勝進出の日本は、合計159・463点で8チーム中8位に終わった。全員初出場ながら、堂々と戦い抜き、入賞と健闘した。

* * *

 五輪直前に、主将の宮田笙子(順大)が喫煙と飲酒で出場辞退。エースを欠き、すべてのチームが5人でメンバーを組むところ、異例の4人体制を強いられた。決勝進出さえ危ぶまれた中、予選をミスなく5位で通過。決勝では落下などが出たが、全員初出場ながら、堂々と戦い抜いた。岸は「ひとまわり大きくなれた」と言い、決勝を戦った4人について「最高に楽しいメンバー」とコメントした。

 1種目目の平均台で落下、2種目目の床運動では細かいミスで難度の取りこぼしなどがあり、点が出ず。しかし、3種目目の跳馬で、同種目の貢献度で選ばれた牛奥、エースの岸の2人が2回ひねりをピタと決めた。決勝で初めて合計40点台をたたき出したが、最終種目の段違い平行棒でもミスが出た。予選ではすべての種目で40点台をマークしたが、この日は3種目で39点台にとどまった。米国が2大会ぶりの金メダルに輝いた。

 16歳の岸里奈(戸田市SC)、中村遥香(なんばク)、19歳の岡村真(相好ク)と牛奥小羽(日体大)と、平均年齢17・5歳の若いメンバーだ。予選では、全員、事前合宿地モナコで宮田にもらった赤と白のストーンがあしらわれたヘアピンをつけ、心一つに戦った。

 田中強化本部長は「ここまで頑張れるとは正直。プレシャーもあるし、その中でもどこまで戦えるかなって思いもあった。ほんとすごい選手。みんなすごい」と称賛。岸は決勝に向けて「どんなことがあるか分からないけど、最後まで諦めずやりたい」と意気込み。最年長の牛奥も「今日よりいい演技ができるように頑張りたい」と語っていた。

 体操女子団体でのメダルは1964年東京大会の銅のみ。直近の団体成績は2012年ロンドン大会8位、2016年リオ大会4位、2021年東京大会では5位だった。

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