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バスケ男子日本、八村塁の痛恨退場が響き歴史的勝利を逃す 延長の死闘もフランスに惜敗 河村「勝てる試合だった」…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年7月31日 2時15分

延長の末敗れチームメートから出迎えられる河村勇輝(右)(カメラ・岩田 大補)

◆パリ五輪 第5日 ▽バスケットボール男子1次リーグB組 日本90―94フランス(30日、リール=ピエール・モロワ競技場)

 世界ランク26位の日本は、21年東京五輪銀メダルで開催国で同9位のフランスと大接戦の末に歴史的勝利を逃した。第4Qに八村塁が退場するアクシデントもあり惜敗。延長の末、90―94で破れ、不戦勝を除くと1972年ミュンヘン五輪の13ー16位決定予備戦でセネガルに70―67で勝利して以来、52年ぶりの快挙はならなかった。

 河村は「勝てる試合。個人のプレーで勝たせられなかった。(八村の退場は)全然流れくるよと思っていた。最後の最後まで戦い抜いたんですけど、一つのプレー、ポイントガードのコントロールミスで敗れた」と語った。

 第1クオーター(Q)は途中まで互角の展開。八村のシュートで先制した日本。フランスに連続3Pシュートを決められ突き放されそうになったが、河村の連続3Pなどで追いすがった。第1Qは25-32と点の取り合いで終わった。

 第2Qは比江島のフリースローでまず点差を詰める反撃を開始。40ー40でフランスがタイムアウト。一時は逆転したが再度リードを許したものの同Qは19―17と点差を縮め、44ー49で折り返した。

 第3Qは序盤に同点とすると、ホーキンソンが3Pを決めてリードを広げたさらに河村の3Pなどでリードをキープ。だが自力に勝るフランスは逆転、さらにゴベールのダンクなどで点差を広げ、同Qは20―20。5点ビハインドで終えた。

 第4Qは八村の連続3Pゴールで2点差に詰め寄った直後の残り8分台で八村が2つ目のアンポーツマンライクのファウルで退場した。河村が3Pで追いすがり、残り5分で日本は逆転。その後は一進一退の攻防。4点リードの終了間際に3Pを決められた際にファウルおかしてフリースローを決められて同点に追いつかれた。その後突入した5分間の延長の末、敗れた。日本は今大会2連敗となった。 

 フランスは、NBA新人王で、224センチの“怪物”ウェンバンヤマ、NBA最優秀守備選手賞を獲得した216センチのゴベールを擁する強豪国。日本は圧倒的にゴール下でのサイズで劣る形で、渡辺雄太(千葉J)も「フランスは間違いなく高さで勝負してくる。間違いなく強い。やられても次の切り替えを早くしないといけない。最終的にやっぱ勝たないと楽しくない」と語っていた。

 日本は昨年W杯(沖縄)で史上最多3勝を挙げて、48年ぶりに自力での五輪出場権を獲得した。パリ五輪では3年ぶりにNBAレイカーズの八村塁、NBAで6季プレーした渡辺雄のダブルエースがそろい踏み。8強入りを目標に掲げ、生命線となる3点シュートとリバウンドを強化してきた。

 初戦(27日)は23年W杯王者・ドイツと戦い、77―97で敗れた。日本は前半を8点ビハインドで折り返すも、最終第4クオーター(Q)の勝負所でミスが重なり、自分たちが展開したい速いバスケを相手にやられた。エース・八村は20得点、10リバウンドの“ダブルダブル”で奮闘し、左ふくらはぎ肉離れから復帰した渡辺雄も16得点と躍動したが、優勝候補に屈した。

 世界ランク26位の日本は、1次リーグ残り1試合で、8月2日に最終予選を勝ち抜いたブラジルと対戦する。

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