ＢＭＸ中村輪夢、決勝は新技出す！「１００％攻めて行くぞ」予選６位で決勝進出 悲願金メダルへ…パリ五輪

◆パリ五輪　第５日　▽自転車のＢＭＸフリースタイル・男子パーク　予選（３０日、コンコルド広場）

　【パリ（３０日）＝宮下京香】男子予選が行われ、２１年東京五輪５位の中村輪夢（りむ、ウイングアーク１ｓｔ）は、１回目８７・２０点、２回目８６・８７点、２回の平均８７・０３点をマークし、１２人中６位として上位９人による決勝（日本時間３１日）進出を決めた。気温３４度の炎天下、２回ともに安定した走りを見せ、「（五輪は）２回目というのと、お客さんも入っているので、前回よりは緊張しなかった。とりあえず予選を通れてホッとしています」と安どの笑み。場内で起こった「リム！」コールに右手を上げて応えた。

　コースについては「１個１個のジャンプの感覚が狭いんで、ジャンプの高さが出しにくい。そこの難しさはあるけど、きょう走ってみて（感覚は）分かったので、それを踏まえて（決勝の）技を考えていけたらいいかな」と、好感触を得た様子だった。

　決勝では、約２年前から取り組みに着手した新しい技を出して、勝負に出ることを明言した。「一番の目標は、やってきたことを全部出し切ること。結果はジャッジが決めることなので、新技とか、やってきたことを出し切りたい。不安はもうない。コケても、成功しても、とりあえずやってみようという感じ。（成功率は）７０％ぐらい。明日は１００％攻めて行くぞ！　」と覚悟を決めた。