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永瀬貴規の81キロ級での連覇 鈴木桂治監督「非常に価値がある」「柔道に関しては全く妥協しない男」…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年7月31日 1時48分

金メダルを手にした永瀬貴規(カメラ・小林 泰斗)

◆パリ五輪 第5日 ▽柔道(30日、シャンドマルス・アリーナ)

 男子81キロ級で永瀬貴規(旭化成)が2連覇を果たした。決勝で世界選手権3連覇のタト・グリガラシビリ(ジョージア)に2分48秒、谷落としで一本勝ち。世界の層が厚い81キロ級での五輪連覇は、史上初の快挙となった。2016年リオデジャネイロ五輪の「銅」を合わせた3大会連続メダルは、男子で3連覇の野村忠宏、5大会連続の女子の谷亮子に続き3人目。

 男子代表の鈴木桂治監督は「本当に強い永瀬だった。苦しい東京五輪が終わってから3年後という短い期間で、ましてや、年もベテランと言われるような年齢に入ってきているときに、この3年間で一番素晴らしい試合を、この本番当日に見せてくれた」と30歳の快挙をたたえた。

 史上初の81キロ級での連覇について「多分、世界で一番この階級の人口も多い。今日もシードの選手でさえ、5試合という人数の中で、この連覇というものは非常に価値がある。金メダルというものも素晴らしいが、ましてやこの81キロ級、重量級での2連覇っていうのは非常に世界的にも難しい」と話した。

 努力家として知られる永瀬。「とにかく練習をする、とにかく研究をする、トレーニング等もするっていうことで、柔道に関しては全く妥協しない男。むしろ『もうやらなくていいよ』『休んだら』っていうぐらいまでやる選手。東京五輪からさらに成長を続けているという印象がある。多少足踏みしてしまった時期もあったかもしれないが、今日は非常に突っ走ってくれた」と語った。

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