マリナーズ移籍のターナー、アストロズ移籍の菊池雄星との“元ブルージェイズ対決”を願う

マリナーズに移籍したジャスティン・ターナー内野手（カメラ・一村順子通信員）

◆米大リーグ　レッドソックスーマリナーズ（３０日、米マサチューセッツ州ボストン＝フェンウェイパーク）

　ブルージェイズからマリナーズに移籍したジャスティン・ターナー内野手が３０日（日本時間３１日）チームに合流。「３番・一塁」で先発に入った。ア・リーグ東地区最下位に低迷するブルージェイズは前日、菊池雄星投手をアストロズにトレードするなど、売り手球団となった。ア・リーグ西地区でゲーム差なしの２位でアストロズを追うマリナーズの一員となったターナーは、自身２度目のトレード体験を前向きに受け止めながら、９月２３日から敵地で行われるアストロズ戦で、元チームメート・菊池との対戦にも思いをはせた。

　「ＤＨでも一塁でも、どんな形でもチームを助けられたらうれしい。色んな経験をしてきたので、それをチームメートに還元できればと思う。このチームは才能豊かで、可能性を秘めているし、プレーオフを目指して力になりたい」と語った３９歳。１６年間のメジャー生活で６球団を渡り歩き、２０２０年ドジャースで世界一になるなど９シーズンで１０月の大舞台を踏んでいる。

　プレーオフ争いの真髄（しんずい）を知り尽くすベテランが見据えるのは、地区優勝とポストシーズンのシード権が掛かる同地区同士の直接対決だ。アストロズとの決戦も、もちろん視野に入っている。

　「彼のトレードもエキサイティングだと思うし、もし、今年、彼と対戦するチャンスがあれば、最高だね。彼は、信じられないほど才能のある投手であると同時に、とても、気さくな人柄なんだ。ヒューストンは、とても、いい補強をしたと思う。彼と対戦することを楽しみにしているよ」。９月最終週に、“打倒・菊池”が実現するか―。