ドジャースが大物右腕フラーティ獲得、ポストシーズン見据え先発ローテ補強…今トレード市場でナンバーワン評価

　３０日米東部時間午後６時（日本時間３１日午前７時）のデッドラインを前にＭＬＢで駆け込みトレードが相次いだ。ドジャースはさらに２件のトレードを成立させた。米主要メディアが報じた。

　タイガースから先発右腕腕Ｊ・フラーティ投手（２８）を、若手有望株２人とのトレードで獲得した。今季１８先発で７勝５敗、防御率２・９５のフラーティは、今季のトレード市場でナンバーワン評価。与四球率１・５はキャリア最高で安定感を増している。ＭＬＢ公式サイトは、山本由伸投手とＷ・ビューラー投手がＩＬ（負傷者リスト）に入っており、Ｂ・ミラー投手も本来の投球ができない中、ポストシーズンまで先発ローテの一角を全うできる存在としている。フラーティ、カーショー、グラスノー、ストーンの４先発が稼働状態となり、山本も復帰できればプレーオフ、ワールドシリーズへ盤石の態勢となる。

　ブルージェイズからはゴールドグラブ受賞中堅手のＫ・キーアマイヤー（３４）を獲得。Ｒ・ヤーブロー投手を放出した。同外野手は２５日（日本時間２６日）に今季限りでの引退を発表したばかり。右腕が相手先発だった場合のスタメン要員とみられる。今季は打率１割９分５厘、４本塁打、１８打点と低迷しているが、得意の守備は衰え知らず。レイズとブルージェイズでプレーしており、キャリア１２年目で初のナ・リーグとなる。