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【女子野球】ヤングREDQEENSが創部3年目で初の中学日本一

スポーツ報知 / 2024年7月31日 17時31分

初優勝を決めて喜ぶヤングREDQEENSナイン(カメラ・軍司 敦史)

◆第10回全国女子中学生硬式野球選手権大会最終日 ▽決勝 ヤングREDQEENS7―2モンスターレディース(31日、中栄信金スタジアム秦野)

 女子中学野球の全国大会の準決勝、決勝が神奈川県秦野市で行われ、創部3年目の「ヤングREDQEENS」(和歌山)がモンスターレディース(埼玉)を破って初の日本一となった。

 午前中に行われた準決勝で、昨年優勝のスルガマリン(静岡)を延長タイブレークで破ったヤングREDQEENSが、勢いそのまま関東の強豪を倒した。初回、大井青音の適時三塁打で2点を先制すると、2回にも1点、6回には大倉星奈の適時打などで4点と突き放した。先発の2年生左腕・中本梨愛菜は6回を6安打無失点。「先輩たちが守ってくれたので、安心しました。コントロールも良く変化球も曲がって良かったです。来年も優勝したい」と喜んだ。

 和歌山を中心とした関西地区のヤングリーグに所属する女子選手の選抜チームで、17人が集まって練習出来るのは月に1回ほど。昨年までの2大会は初戦敗退していた。大日向眞一監督は5人の投手を細かく起用、5試合を計8失点で酷暑の中の連戦を乗り切った。「そうは勝たしてくれるとは思いませんでしたが、失点が少なかったのが良かったです。この暑さの中でかなり疲れていたと思いましたが、よくやりました」とたたえた。

 主将の辻美玖は、接戦となった準決勝でも声をかけあって集中力を切らさなかったと明かし、「疲れはあったけれど、忘れるくらいの試合ができました。(昨年まで)初戦敗退だったので、先輩たちの(悔しさ)を返せて、めっちゃうれしい」と笑顔。「この(全国制覇の)経験をまたできるよう、高校でも目標にしていきたい」と前を見据えた。

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