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【広島】床田がリーグ最速10勝&栗林が新記録のマツダ通算59S 30日死去の阿南準郎氏の追悼星

スポーツ報知 / 2024年7月31日 20時42分

広島・床田寛樹

◆JERAセ・リーグ 広島2―1DeNA(31日・マツダスタジアム)

 広島は、接戦を逃げ切ってDeNAに連勝した。

 先発・床田が7回1失点の好投で10勝目。球団では18年の大瀬良以来にリーグ最速の2ケタ到達となった。昨季11勝の左腕。球団左腕では、この日の試合前にメモリアルピッチセレモニーで4年ぶりに“マツダがい旋”したジョンソン(18~19年)以来、日本人左腕では86~91年の川口和久以来の2年連続2ケタ勝利となった。

 打線は、DeNAの好左腕・東から効果的に得点を奪った。4回2死無走者から中前打を放った坂倉が、続く菊池の三塁線を破る二塁打で一気に本塁生還。さらに2死二塁から矢野の左前適時打で2点目。この2点を投手陣が守り抜いた。

 リリーフ陣は8回、ハーンが先頭四球を与えながら無失点。9回は、栗林が締めくくった。28日のヤクルト戦(神宮)で逆転サヨナラ負けで今季初めてセーブ失敗して以来の登板だった守護神は、今季28セーブ目。マツダ通算59セーブ目は、中崎を抜いて球団単独最多となった。

 この日、1986年に球団5度目のリーグ優勝に導いた元監督・阿南さんの訃報が発表された。半旗が掲げられ、試合前には黙とうで追悼。監督、コーチ、選手全員が喪章を付けて臨んだ。新井監督が「阿南さんのことを心に置きながら、今日の試合を戦いたい」と誓った一戦を白星で飾った。

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