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【広島】新井監督「こういう日に勝ててホッとしている」30日死去の元監督・阿南準郎氏の追悼星

スポーツ報知 / 2024年7月31日 22時1分

広島・新井貴浩監督

◆JERAセ・リーグ 広島2―1DeNA(31日・マツダスタジアム)

 広島は、接戦を逃げ切ってDeNAに連勝した。

 先発・床田が7回1失点で、球団では18年の大瀬良以来、左腕では球団史上初となるリーグ最速の10勝到達。打線は4回に菊池の適時二塁打と矢野の適時打で2得点。8回からはリリーフ陣も踏ん張った。9回を締めくくった栗林は、今季28セーブ目。中崎を抜いて球団単独最多となるマツダ通算59セーブ目をマークした。

 この日は1986年に球団5度目のリーグ優勝に導いた元監督・阿南さんの訃報が発表。半旗が掲げられ、全員が喪章を着用し、試合前には黙とうで追悼。新井監督が「阿南さんのことを心に置きながら、今日の試合を戦いたい」と誓った一戦を白星で飾った。

 新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。

「ナイスピッチングだったと思います。相手もいい投手だったので、こういう展開になるだろうと予測された中で粘り強い、いいピッチングだったと思います」

 ―立ち上がりは走者を背負った

「立ち上がりはどのピッチャーも難しいので。ですけど、矢野のプレーが大きかったですね。打点2ぐらい価値のある素晴らしいプレーでした」

 ―床田投手は節目の10勝

「大きな手術もあって、ここまで苦労もあったと思うけど、まだまだ50勝(通算47勝目)なので。150勝、目指して頑張って欲しいです」

 ―4回2死無走者から坂倉選手が突破口を開いて2得点

 「追い込まれながらスライダーをよくね。いいヒットだったと思いますし、キク(先制決勝打の菊池)もよく打ちましたし、サク(坂倉)もよく走りましたし、赤松(外野守備走塁コーチ)もよく回したと思います。いい状況判断だったと思います。その後の矢野さんも、今日も素晴らしいバッティングでした」

 ―矢野選手は連日の活躍

「そうですね。守備だけでなしに、バッティングも球際というものがだんだんと強くなってきていると思います」

 ―松山選手が6月27日のヤクルト戦以来15打席ぶり安打

 「まあ普通じゃないですか。でも、しばらくヒットが出ていなかったので、本人もホッとしているんではないでしょうかね。また、しっかりと捉えた、いいヒットだったと思います」

 ―9回、28日のヤクルト戦で逆転サヨナラ黒星を喫した栗林投手が締めくくった

 「前回、本人も悔しかったと思うの。今日、すぐやり返してこいというつもりでマウンドに送りました」

 ―7月戦線を振り返って

 「暑くなってきていますけど、よく選手が頑張ってくれていると思います。またオールスター後というのは、打線の状態というのも、だんだんと良くなってきているので、また明日の試合が楽しみだと思います」

 ―勝負の8月戦線に向けて

 「まだまだ残り試合ありますので、先を考えるのでなしに、一戦一戦しっかりと戦っていきたいと思います」

 ―喪章を着用しての一戦だった

 「自分も若い頃にお世話になった阿南さん。試合前にも言ったけど、ジェントルマンで優しい方だった。そういう今日、特別な日だと思うので、そういう日に勝ててホッとしています」

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