【阪神】及川雅貴が５回２失点で念願の先発初勝利「勝てたことが一番」記念球の行方は…／一問一答

阪神先発の及川雅貴（カメラ・義村　治子）

◆ＪＥＲＡセ・リーグ　阪神９―６巨人（３１日・甲子園）

　阪神・及川雅貴投手が５回４安打２失点でうれしいプロ初の先発勝利を挙げた。左手のマメで５回途中で無念の降板に終わった５月２４日・巨人戦（甲子園）以来、今季３度目の先発でつかんだ白星となった。４回まではわずか被安打２の快投。５回には１死満塁としたが暴投と内野ゴロの間に２失点にとどめた。初回２死満塁では左前適時打を放ちプロ初安打＆初打点を記録。３回の二塁内野安打でマルチ安打とした。スーパー１年生左腕として注目を浴びた１７年夏を含め春夏通じて３度出場した縁深い甲子園で躍動した。

　

　以下は及川の試合後一問一答

（お立ち台で）

―甲子園で先発投手としては初勝利

「最高です」

―リリーフとしては勝っていたが、先発としては初めて

「やっぱりずっと先発やりたい、先発で投げたいという気持ちはあったのはあったのでうれしいです」

―タイガースファンの声援も受けながらの登板

「序盤はストライク先行でいけたのが良かったと思います」

―投げるだけではなくナイスバッティングだった

「ありがとうございます」

ー２打数２安打１打点。初ヒット＆初タイムリー

「最初チャンスで回ってきて、何点でも欲しいと思っていたので、打てて良かったです」

―初ヒットのボールは返ってきたか

「バッグの中入っています」

―先発としての初勝利のボールは

「先発のボールはまだ受け取ってないんですけど、両親に贈りたいなと思います」

―この３連戦はクラシックシリーズ。高校時代も登板のある甲子園

「このままいいピッチング続けて、もっと長いイニング投げてチームに貢献していきたいと思います。応援よろしくお願いします」

（囲み取材で）

―５回で降板した悔しさも

「そうですね。序盤のペースだったら７回ぐらいまでという頭ではいたので。５回、ちょっと球数も重なったり失点もしてそこはやっぱ悔しいかなと思います」

―それでも先発として勝ちがついたのが大きい

「そうですね。やっぱり、初回に４点取ってくれてたんで、そこは自分も結構楽に投げれたんで、そこはすごい助かったかなと思います」

―甲子園で決められた

「それはうれしいです」

―大歓声は

「聞こえてます」

―いつもと雰囲気違いも

「いや、全然それは。いつもそんないつも投げてるわけじゃないですけど、特に変わった感じはなかったです」

―４回までカットボール、ツーシーム投げ分けた

「やっぱり今日はカットボールが一番良かったんで、そこ軸に投球して行けたと思うので。そこは誠志郎（坂本）さんと意図を合わしていい組み立てができてたかなと思ったんですけど。５回自分が誠志郎さんの要求に応えられなかったので、そこはちょっと大反省部分ではあると思います」

―湿度も高かったが疲れも

「あんま言いたくないですけど…」

―５月の巨人戦、リベンジを果たせた

「そうですね。これでチームが勝てたというのもありますし。自分も勝てたというのもあるんですけど、もうちょっと投げたかったなと感じてるので。そこはちょっとモヤモヤしたところはありますけど、でも勝ってたんで、そこが一番です」

―タイムリーも

「そうですね。何点とってもいいと思いますし、自分も三振だけはしないようとは思ってたんですけど。いいとこ打てたのでよかったです」

―記念球は

「（初安打の）１球です」

―先発初勝利のボールは

「ゲラが持ってると思います（笑い）。全然いいですけどね」

―甲子園１００周年に華添えられた

「１００周年前日である意味、節目の日でもあったのかなという風に思ってますし。そこでチームが勝てたんで。チームもやっぱり今乗ってますし連勝できてたんで、その流れを崩さなかったので良かったです」

―横浜高校時代から含めて縁も感じる球場

「タイミング的には感じてはいますけどね。投げてる時は正直あんまあれでしたけど。でも終わってみてほんとよかったと思います」

―いい面も悪い面も次につながる

「そうですね。いいところももちろんあったと思いますし。今日はフォアボールが目立ったというか、出す場面も場面だったんで、ちょっと印象が悪いと思いますし。そこは自分の永遠の課題でもあると思うので」

―先発として勝つまでは長かったか

「そんなことないです（笑い）」