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史上初ロッテ、同一カード開幕13戦全勝 ポランコ3発「今日は負けないといいな」3度目で初勝利

スポーツ報知 / 2024年8月1日 6時0分

西武に開幕から13連勝し、ポーズをとるロッテの(左から)ソト、ポランコ、メルセデス(カメラ・越川 亘)

◆パ・リーグ ロッテ6―2西武(31日・ZOZOマリン)

 大好きな夏に、昨季のホームランキングがいよいよ本領発揮だ。ロッテがグレゴリー・ポランコ外野手(32)の3本塁打などでまたも西武を粉砕。プロ野球タイ記録となる開幕から同一カード13連勝で、早くも今季のカード勝ち越しを決めた。

 左太ももの張りで後半戦最初の楽天3連戦を欠場していたポランコが、休養中にため込んでいたエネルギーを爆発させた。初回、青山の内角直球を豪快に右中間スタンドへ。前夜の復帰戦に続く2戦連発の14号に、「きょうは練習からいい感じだったので、いい球を強く打ち返せた」と会心のパワーポーズを決めた。

 一発じゃ終わらない。続く3回には外角のカーブをすくい上げて右翼ポール際へ2打席連発の15号。さらに7回にはヤンの156キロを高々と左翼席へ。リーグトップのソフトバンク・山川に2本差と迫る16号に「左投手から逆方向に打てたのはいいね」と自画自賛した。

 今季初の1試合3発。26本でキングになった昨季も、7月16日の楽天戦(ZOZO)、8月23日のソフトバンク戦(同)で3発を放ったが、いずれもチームは敗れていた。「3本目を打ったときに『今日は負けないといいな』って思った。勝てて本当にうれしい」と白い歯がこぼれた。連勝記録を打ち立てるとともに、自身の不運な記録にも終止符を打った。

 「ふるさと(ドミニカ共和国)と同じ」と、暑さをものともしない頼れる大砲。昨季も7月以降に18発を放っている。足の状態は「まだ100%では走れない」というが、見方を変えればまだまだ上昇の余地あり。「暑さに負けずベストを尽くしたい」と、勝負の夏にバットでチームをけん引する。(星野 和明)

 【記録室】1試合3本塁打はヤクルト・バレンティン以来22人目

 ポランコ(ロ)が1試合3本塁打。1試合3本塁打は、昨年8月23日対ソフトバンク戦で自身が記録して以来になる。ポランコは昨年7月16日対楽天戦でもマークしており、自身3度目。1試合3本塁打以上の最多回数は、ブライアント(近鉄)の8度だが、3度以上記録したのは、11年1度、12年2度、13年1度で計4度記録したバレンティン(ヤ)以来22人目。パでは、8度のブライアント、4度の野村克也(南海)、3度のレオン(ロ)、ソレイタ(日)、リー(ロ)、落合博満(ロ)、ウィルソン(日)、中村紀洋(近鉄)に次いでポランコが9人目。球団では、レオン、リー、落合と並ぶ最多回数になった。

 3本塁打はいずれもソロ本塁打。昨年の2度もオールソロで、オールソロで1試合3発を2度は初めてだったが、この日も走者なしで記録。昨年は2度とも敗戦で、こちらも初めてだったが、この試合は先制弾が決勝点となり、ポランコの3発試合では初勝利になった。(福山 智紀)

 ◆記録メモ ロッテは西武戦に開幕13連勝。65年中日の産経戦の13連勝に並ぶ開幕最多連勝。中日は1引き分けを挟んでおり、開幕から13戦全勝はロッテが初めてだ。

 開幕に関係なく、同一カードの最多連勝は、55年中日が大洋戦で作った19連勝。パでは65年南海が東京戦で記録した17連勝。ロッテはすでに、59年近鉄戦、84年日本ハム戦の11連勝を更新中。一方の西武は、95年のオリックス戦の15連敗がワースト記録だ。

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