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岡慎之助が金メダル! 前回大会の橋本大輝に続き日本勢6人目の初出場で頂点「感謝の演技ができた」名前の由来は阿部慎之助の20歳…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月1日 3時12分

金メダルを獲得した岡慎之助(カメラ・岩田 大補)

◆パリ五輪 第6日 ▽体操男子 個人総合決勝(31日、ベルシー・アリーナ)

 初出場の岡慎之助(徳洲会)が金メダルを獲得した。6種目合計で86・832点となり、頂点にたった。初出場で金メダルを獲得したのは前回東京五輪の橋本大輝以来、日本勢6人目の快挙。日本勢では同種目4連覇となった。

* * *

 表彰式後には金メダルをテレビカメラの前に掲げてインタビュー。「自分的にはしっくりくる演技はできてないかな。床が良かったので後半はきつかたけど耐えた。(鉄棒は)ポイントだけ抑えて中途半端な演技はせず、大きく感謝の演技ができた。大きなけがをして多くの方がサポートしてくれたんで、こういう結果で少しは恩返しできたかなと思います」と胸をはった。

 20歳の岡は、美しい体操が武器で「日本の宝」と称される。所属の米田功監督が高性能の「フェラーリ」と評す潜在能力を持ち、水鳥寿思・強化本部長も以前から「橋本選手と肩を並べる」と語ってきた。

 21年東京五輪は手首痛の影響もあり、選考会を兼ねた全日本60位で敗退。「パリは絶対出る」と前を向くも、さらなるアクシデントに襲われ、22年全日本で右膝前十字じん帯を完全断裂。全治8か月。だが「パリがあったから」と歯を食いしばり、突き進んだ。

 野球経験者の父・泰正さんが「スーパースターになってほしい」とプロ野球・巨人の阿部慎之助監督と同じ名前を付けた。体操は保育園の鉄棒でたった一人、逆上がりに成功し、先生に「やったら?」と勧められたことがキッカケ。褒められ、うれしくて始めた競技。世界の舞台で岡が躍動した。

 「慎ちゃん」とみんなに愛される最年少。28日の団体決勝では、初出場とは思えぬ堂々とした演技で、チームの逆転勝利に貢献。3・267点差で迎えた最後の鉄棒は、中国に大きなミスが出て、一気にチャンスが巡ってきた。日本も失敗すれば、金が遠ざかる緊迫の中、岡は2番手で14・433点と確実につないだ。橋本も「何で初代表はこんなに強いんだ。やべえなって思った」。初舞台も堂々の演技を見せた。

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