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柔道・村尾三四郎、銀メダルに涙をぬぐう「どんな状況になっても勝つ準備はしてきた」「本当に悔しい」…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月1日 1時54分

惜しくも優勝を逃し、涙をぬぐう村尾三四郎(カメラ・小林 泰斗)

◆パリ五輪 第6日 ▽柔道(31日、シャンドマルス・アリーナ)

 柔道男子90キロ級で初出場の村尾三四郎(23)=JESグループ=は銀メダルを獲得した。初戦から3試合を一本勝ちしたが、決勝で東京五輪覇者のラシャ・ベカウリ(ジョージア)に屈した。

 初出場初優勝の快挙は逃したが、村尾は胸張れる銀メダルだ。前回王者のベカウリとの決勝。村尾は谷落としで技ありを先制したものの、すくい投げで技ありを奪われた。前に出る村尾。相手の内股をこらえて谷落としで切り返したが、ベカウリは内側から足をかけた。両者倒れ込む。映像確認でベカウリの小内刈りが技ありとされ、合わせ技で敗れた。

 村尾は直後のテレビインタビューで「本当に悔しいという、思いです」と涙を拭い、声を詰まらせた。「決勝戦で、追いつかれてからはどんなことを考えていた?」とインタビュアーから問われると、しばらく顔を覆い、「どんな状況になっても勝つ準備はしてきたので、自信を持って戦ったんですけど、自分の目指していた金メダルを取れなくて…本当に内容どうこうよりも負けっていうのは自分にとってはきついもの。そこが本当に悔しさが残ります」と悔しさを押し殺しながら、必死に言葉をつないだ。

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