女子サッカー、偵察行為で勝ち点６剥奪カナダに突破の可能性浮上 開幕２連勝で勝ち点０も第３戦で勝つと…パリ五輪

◆パリ五輪　第６日　▽サッカー女子１次リーグ第３戦　日本３―１ナイジェリア（３１日、ナント・ボジョワール競技場）

　サッカー女子代表「なでしこジャパン」はナイジェリアを３―１で下し、２勝１敗の勝ち点６でＣ組２位通過を決めた。

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　同時刻キックオフとなったスペイン―ブラジルは、スペインが２―０で勝利した。

　これにより、Ｃ組はスペインが３戦全勝で首位突破。勝ち点６の日本が２位突破となり、３位のブラジルは１勝２敗で勝ち点３止まりとなった。

　今大会はＡ～Ｃ組の３グループのうち、３位の成績上位２チームも決勝トーナメントに進むレギュレーションだが、勝ち点３に終わったブラジルは、敗退危機に追い込まれた。

　日本時間午前２時現在で、Ｂ組は１位米国が勝ち点６、２位ドイツと３位オーストラリアが勝ち点３。第３戦でドイツとオーストラリアが勝ち点を積めば、ブラジルを上回ることになる。

　また、このブラジルの敗戦により、一気に突破の可能性が出てきたのがＡ組のカナダだ。

　ドローンによる不正な偵察行為の発覚により、ＦＩＦＡから勝ち点６を剥奪されたカナダだが、開幕２連勝により現在は勝ち点０。日本時間１日午前４時キックオフの最終戦コロンビア戦で勝利すれば勝ち点を３に乗せる。現時点で得失点で＋２を稼いでいることもあり、グループ内での順位決定や、３位になった場合の他組との成績比較で優位に立つことになる。