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金メダルの岡慎之助、高校同級生はフィギュア鍵山 恩師が語る世界基準の会話「そこら辺の高校生じゃついていけない」…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月1日 6時33分

跳馬の演技をする岡慎之助(カメラ・岩田 大補)

◆パリ五輪 第6日 ▽体操(31日、ベルシー・アリーナ)

  初出場の岡慎之助(徳洲会)が金メダルを獲得した。6種目合計で86・832点となり、頂点にたった。初出場で金メダルを獲得したのは前回東京五輪の橋本大輝以来、日本勢6人目の快挙。日本勢では同種目4連覇となった。学校生活を見守った恩師が岡の努力できる強みを語った。

 岡は当時、異例とも言える中学卒業後に実業団の徳洲会に入った。高校は神奈川県の星槎国際高横浜に入学。同校のトップアスリート担当だった松下清喜教諭は、徳洲会の米田功監督に「日本一きれいな倒立をする子です」と紹介されたという。

 同じクラスにもう一人、世界一を目指すアスリートがいた。フィギュアスケート男子の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)だ。2人はすぐに意気投合。基本は通信制だが、2人で予定を合わせ、毎週水曜日の午後は一緒に教室で学習した。「そこらへんの高校生じゃついていけない会話をしていた。世界水準だなと。おもしろかったですよ」と振り返る。

 両競技で強豪国・ロシアの特徴や、お互いの競技の技、得点の取り方を語り合った。黒板を使い、一緒にサインも練習。「慎之助は最初、鉄棒や体操の絵を書こうとしたんだけど下手クソだった(笑い)」。岡のサインは鍵山が考えていた。

 先に五輪に出たのは鍵山だった。22年北京冬季五輪への壮行会で岡は報道陣の対応係をした。五輪へと送り出される友人を見て、夢舞台への思いは強まった。「『次は絶対俺が行く』ってそのとき言ってましたね」。そこから2年後、有言実行してみせた。

 現在は星槎大で共生科学を専攻。岡を担当する渋谷聡教授は、課題への取り組みから、何事にも粘り強く諦めない姿勢を感じている。「レポートを提出して、いい評価をもらえないとやはりショックですが、彼はそれを受け止め頑張って書いて来る」。練習や大会で多忙を極める中、何度も書き直しては提出。複数回のやり取りを重ね、より良いものを形にしようとした。「答えを自分で考えていく。学習の仕方にも成長を感じた」。苦手にも立ち向かい、努力できる強みが、体操にもつながっている。

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