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岡慎之助、メダルに触って決意した「金」への思いをライバルが明かす 4年後は一緒に世界一へ…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月1日 6時11分

岡慎之助(左)と北園丈琉(徳洲会提供)

◆パリ五輪 第6日 ▽体操(31日、ベルシー・アリーナ)

 初出場の岡慎之助(徳洲会)が金メダルを獲得した。6種目合計で86・832点となり、頂点にたった。初出場で金メダルを獲得したのは前回東京五輪の橋本大輝以来、日本勢6人目の快挙。日本勢では同種目4連覇となった。競い合ってきた同じ所属チームの北園丈琉(徳洲会)が岡の素顔を明かした。

* * *

 小学生の頃からずっとライバルだった。今では同じ所属の仲間であり、友人。岡と北園丈琉は互いを意識し、競い合ってきた。北園の方が1学年先輩だが「生意気。でも、全然憎めない」。世界を見据えて切磋琢磨(せっさたくま)し、2019年世界ジュニアではともに団体金メダルも獲得。「俺たちの世代が引っ張って行こう!」と約束した。

 先に五輪にたどりついたのは北園。18歳で前回の東京初出場し、団体銀メダル、個人総合でも5位と健闘した。五輪が終わったある日、北園の部屋に尋ねてきたという岡。「見せてくださいよ~!」と、北園がつかんだ五輪の団体銀メダルを手にした。「すげえな。これを次、金にしたいっすね!」。岡はメダルに触れ、五輪への思いを強くした。

 身長155センチの岡と156センチの北園。美しい身のこなしを武器とする2人の体操は重なる部分もあるが、北園は岡について「誰が見ても美しいと思えるきれいな体操。その中に強さもある」と語る。練習中も一番話すのは2人。北園は岡のポジティブさに何度も救われてきた。「ぼそっと言う一言うが結構いいことがある。試合前の不安な時も『やってきたからいけるっしょ!』みたいな」。

 最初の印象は「無口な子」だったが、長い時間をともにし「数年で化けの皮がはがれた(笑い)。でもやるときはやる、いい男だなと思います(笑い)」とべた褒め。頼もしく、心強い自慢の後輩だ。

 一緒にパリ五輪で金を取るという夢はかなわなかった。北園は前を向くため約1か月の時間を要したが、「悔しい思いしかないが、長い人生において必要なことだと思う」と受け止め、自らを見つめ直している。パリでのメダルは岡に託し、28年ロサンゼルス五輪こそ、そろって世界一になる。

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