オリオールズ有望株ＮＯ１のジャクソン・ホリデーがメジャー１号グランドスラム 右翼場外に放つ特大アーチ

◆米大リーグ　オリオールズ―ブルージェイズ（３１日・米メリーランド州ボルティモア＝オリオールパーク）

　オリオールズのジャクソン・ホリデー内野手が３１日（日本時間８月１日）、本拠のブルージェイズ戦で待望のメジャー第１号をグランドスラムという最高のかたちで放った。

　４月は１０試合に出場して３４打数２安打とさっぱりで降格していたが、その後３Ａで２割７分１厘、１０本塁打を残し、この日昇格。「８番・二塁」で先発出場し最初の２打席は凡退していたが、５回１死満塁のチャンスで打席が回ってきた。

　相手投手はロドリゲス。簡単に２ストライクに追い込まれたが、３球目のスライダーを捉えた打球は１７６キロの打球速度で３２度の放物線を描き、右翼場外（同球場今季７本目）に運ぶ飛距離１３４メートルの特大アーチ。ホリデーはガッツポーズをするでもなく淡々とダイヤモンドを一周したが、スタジアムは大興奮。一気にボルテージがあがった。

　ホリデーの父マットさんは、２００４年から１８年までのメジャー１５年でキャリア通算３１６本塁打、１２２０打点を記録。０７年にはロッキーズでナ・リーグ打点王に輝き、１１年にはカージナルスでワールドシリーズ制覇を経験。ホリデーも２０２２年のドラフト全米１位でオリオールズ入り。今季のプロスペクト（有望株）ナンバー１だった。