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新添左季「ダメな、成長する前の自分に戻ってしまった」 世界女王、メダルに届かず涙…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月1日 3時57分

試合に敗れた新添左季(カメラ・小林 泰斗)

◆パリ五輪 第6日 ▽柔道(31日、シャンドマルス・アリーナ)

 【パリ(31日)=林直史】女子70キロ級で23年世界女王の新添左季(28)=自衛隊=は準々決勝と敗者復活戦で敗れて3位決定戦に勧めず、メダルを逃した。この階級は16年リオ五輪で田知本遥、21年東京五輪で新井千鶴が制していたが、日本勢の3連覇はならなかった。

 新添の競技後の一問一答は以下の通り。

 ―試合を終えて。

 「(昨年6月に代表)内定が出てから1年と少し。金メダルを目指して頑張ってきたので、今回の結果は本当に情けないというか、申し訳ない気持ちです。もっといろいろできたと思うし、今までの自分の克服したかった課題を克服してきたはずなんですけど、それを出せずに終わってしまったので悔しいです」

 ―準々決勝のファンダイケ(オランダ)戦で腕を痛めたのか。

 「全然大丈夫です。相手が強かったです」

 ―課題を克服してきたことを出せずに終わってしまった要因。

 「いつもの国際大会だったら自分が立てていた作戦をもう少し冷静に考えて柔道ができたと思うんですけど、今日はもう頭真っ白になってしまって。気付いたら指導2になったりしてて、焦ってしまってダメな、成長する前の自分に戻ってしまったなと感じています」

 ―6月の合宿中に痛めていた足首の影響は。

 「コンディションは全然良好でした。相手が強かったです。自分が弱かったです」

 ―混合団体が残っている。

 「個人戦でメダルに貢献できなかったので、団体戦は全勝で迷惑かけないように金メダル目指して頑張りたいです」

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