1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

【明日の金ロー】あのSF名作からのオマージュも詰まっている「トイ・ストーリー2」

スポーツ報知 / 2024年8月1日 21時0分

前作よりもバズ(左)の活躍が見ものになる「トイ・ストーリー2」(C)2024 Disney/Pixar

 きょう1日に公開される「インサイド・ヘッド2」に合わせて企画された金曜ロードショー(後9時)の「3週連続ピクサー作品」の最後として、2日に放送されるのは「トイ・ストーリー2」(1999年、日本公開は2000年)。もちろん、本編ノーカットでの登場となる。

 今回の物語は、「おもちゃ仲間」であるペンギンのウィージーが、不用品を売る「ガレージセール」に出されるところから始まる。何とかウィージーを助け出したウッディだったが、今度は自分がセールに客として来ていたおもちゃマニアに見付かり、連れ去られてしまう。実は、ウッディは過去にテレビ放送されていた人形劇のキャラクターグッズだった。

 ウッディはマニアの自宅で自身のグッズを目にし、同じ番組内に登場していたカウガール・ジェシーと仲良くなる。ジェシーから「自分たちは日本のおもちゃ博物館に送られる」と聞き、いったんはその運命に従おうとするウッディ。一方で、バズたちはウッディを救出すべく家を飛び出し、マニアの自宅へ乗り込む―。

 前作からの友情物語はもちろん、「おもちゃは遊んでもらうのとキレイに飾られるの、どちらが幸せか?」という、「おもちゃの存在意義」にまで踏み込んでいる同作。これは3作目にも続いていくテーマとなっている。それを堅苦しさなく、自然にストーリーに落とし込んでいるところが素晴らしい。特に、後半でバズがウッディに対して第1作で自身が言われた言葉で”説教”するところは、興味深い場面だ。

 ところで、2週前のコラムで、ピクサーが元々「ルーカスフィルム」の一部門として発足し、後に独立してアニメーション製作会社となったことを紹介した。本作ではその”名残”を十二分に感じることができるのではないだろうか。

 まず、タイトルロゴが出るシーンからして「スター・ウォーズ」シリーズのような演出が登場。その後、バズが宇宙のとある星で飛び回るシーンは、本作の約半年前に公開された「―エピソード1/ファントム・メナス」(99年)のポッドレースを想起させる。このオープニング・シークエンスでは、効果音でも「スター・ウォーズ」に登場する戦闘機の音のようなものが使われている。

 そして、極めつけが物語後半のとあるシーン。「スター・ウォーズ」旧3部作の一番の肝である秘密があかされる場面をオマージュ(パロディー化?)したやりとりが登場する。このシーンを見ると毎回爆笑してしまうと同時に、「スター・ウォーズ」シリーズの偉大さとハリウッド映画の柔軟性を感ぜざるを得ない。

 ちなみに、本作には「スター・ウォーズ」同様にSF映画の金字塔として知られる「2001年宇宙の旅」のオマージュシーンもある。こちらも、お見逃しなく。(高柳 哲人)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください