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平野美宇は準々決勝で敗退 0-3から驚異の粘りで追いつくも…韓国のエースに屈し個人で五輪初のメダルならず パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月1日 20時22分

◆パリ五輪 第7日 ▽卓球(1日、パリ南アリーナ)

 女子シングルスの平野美宇(木下グループ)は準々決勝で、第4シードの申裕斌(韓国)と対戦し敗れた。

 韓国のエースのサーブにも苦しめられて序盤からペースを握られ、第1ゲーム(G)は4―11で先取された。左膝のサポーターを巻き直して挑んだ第2Gも一時はリードしながら、逆転を許し7―11で落とすと、逆襲を狙った第3Gも豊富なサーブにも苦しめられ、5―11で奪われた。

 ここからが驚異の巻き返し。第4Gはサーブがさえ、相手のミスも誘い11-7、第5Gは強打を繰り出すなど11-8で取り返した。そして第6G、激しい攻防の末、11-9で奪い、ついたにゲームカウント3-3のタイに戻した。

 迎えた最終G。いきなり0-4とリードされたが、猛反撃。7-6とひっくり返した。一進一退のままジュースに持ち込まれた。平野は決めきれず。最後は11-13。敗れた平野は涙をぬぐうように、タオルで顔を覆った。

 強い思いを胸に挑んだ大舞台だった。前回の21年東京五輪は石川佳純との壮絶なデッドヒートの末、個人代表権を逃した。「絶対に自分の卓球人生でパリ五輪、そして個人戦に出場するんだと強く思っていた」。五輪選考では同学年の伊藤美誠(スターツ)とのレースを勝ち抜いた。

 「東京(五輪レース)の時は苦しく、卓球から逃げたいと毎日思っていた。今回は逃げずに準備してこられた」と精神的な成長を感じた瞬間でもあった。「諦めずにやれば、夢はかなうということを(見る人に)思ってもらえる存在に」と夢を諦めかけている人の希望になることを誓ってパリの地に立った。

 東京五輪は団体で銀メダル。個人でのメダルをパリで獲得する夢はかなわなかった。

 ◇平野美宇(ひらの・みう)2000年4月14日、静岡・沼津市生まれ。23歳。山梨・田富町(現・中央市)で母・真理子さんが始めた教室で3歳から卓球を始める。14年3月に伊藤との「みうみま」ペアでワールドツアー・ドイツオープン女子ダブルスV。16年リオ五輪は補欠。同年W杯女子シングルス優勝。17年全日本選手権同優勝。同年世界選手権銅メダル。21年東京五輪女子団体銀メダル。157センチ。

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