男子２０キロ競歩 何度も映るエッフェル塔「きれいな映像ですね～」…パリ五輪

◆パリ五輪　第７日　▽陸上（１日、トロカデロ広場周回コース）

　陸上競技が競歩で開幕した。男子２０キロ競歩は雷雨の影響で開始が３０分遅れ、午前８時（現地時間）からスタートした。エクアドルのブリアンダニエル・ピンタドが金メダルを獲得。２０２１年東京五輪銀メダルの池田向希（２６）＝旭化成＝が７位に入賞した。古賀友太（２５）＝大塚製薬＝は８位入賞、浜西諒（２４）＝サンベルクス＝は１８位だった。

　競歩はエッフェル塔付近の周回コースで開催。２０キロは１周１キロのＬ字型のコースを２０周する。開会式でも注目を浴びたイエナ橋を何度も渡るが、中継映像では歩いている選手の後方にエッフェル塔が何度も映り込んだ。ＮＨＫの放送ではレース中に凱旋門やルーブル美術館などのパリの名所も映像で紹介された。

　実況を務めた塚本貴之アナウンサーは「絶景です」。解説の１６年リオ五輪男子５０キロ銅メダルの荒井広宙（ひろおき）さんも「私も色々な大会に出てきましたけど、エッフェル塔を目の前にして、こんなきれいなコースで歩けるのは選手はとても幸せなんじゃないかなと思います。（フィニッシュはエッフェル塔がバック）最高ですよね」。五輪マークの付いた塔の脇を選手が歩く姿には「きれいな映像ですねー」と感嘆の声を上げていた。

　イエナ橋では多数のファンが観戦した。荒井さんは「なかなか競歩の大会ってそんなに人が、集まらないんですけど、オリンピックで早朝から集まってくれて、選手たちも元気をもらってる思う」。

　ネットでも「絶景の中だからそっちに注目しちゃう」「景色きれいで楽しかった」「ずっと景色に見とれてる」など声が上がっていた。