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バスケ女子 馬瓜エブリン「責任感じる」と号泣 東京五輪銀メダルの日本はドイツに敗れ1次リーグ敗退危機…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月1日 20時42分

◆パリ五輪 第7日 ▽バスケットボール女子1次リーグ 日本64―75ドイツ(1日、ピエール・モロワ競技場)

 世界ランク9位で21年東京五輪銀メダルの日本は、1次リーグ(L)第2戦で同19位のドイツと対戦した。得点源の山本麻衣(トヨタ自動車)が前戦の米国戦で脳しんとうを起こし欠場も、総力戦で臨んだが、64―75で敗れ連敗。準々決勝進出へ厳しい状況に追い込まれた。試合後、馬瓜エブリン(デンソー)は号泣。「みんなをプッシュすることができなくて、責任を感じています」と声を振り絞った。

 日本は主将の林咲希(富士通)、高田真希(デンソー)、町田瑠唯(富士通)、宮崎早織(ENEOS)、赤穂ひまわり(デンソー)の5人でスタート。序盤はともにシュートミスが目立ったが、徐々に高さで勝るドイツにインサイドを支配された。馬瓜ステファニー(サラゴサ)の3点シュート(P)などで追いすがるが、第1クオーター(Q)は16―21と5点をリードされた。

 36―42と6点差でハーフタイムを迎えると、第3Q立ち上がりに赤穂のレイアップと高田の3Pで1点差。2点を加えられたが、高田が再び3Pを決めて、44―44とついに追いついた。しかし、その後はオフェンスリバウンドが取れずに、攻撃が単発で、徐々に引き離された。結局、高田の3P3本含むチーム最多15得点などで食い下がったが、点差を詰め切れなかった。

 女子日本代表は悲願の金メダル獲得へ、日本の強みを最大限に生かすために掲げたコンセプトは「走り勝つシューター軍団」。恩塚亨監督はあらゆる場面を想定し、「スクリプト(台本)」を用意。選手は無意識にできるまで丸暗記し、どのような状況でも最適な判断ができるよう体にしみ込ませてきた。

 ライバル国に190センチクラスがズラリと並ぶ中、日本の平均身長は、173・6センチとひときわ小さい。サイズで劣る分、運動量、スピード、シュート力を武器に、立ち向かうことを選択した。C組の日本は29日に世界1位の米国に76―102で敗れていただけに、この日は是が非でも勝ちたい試合だった。

 4日の1次L最終戦は世界ランク6位の強豪・ベルギーと戦う。ベルギーは21年東京五輪の準々決勝でも戦い、林咲希(富士通)が終盤に3点シュートを沈めて大逆転勝利。直近では21日に強化試合を行い、65―75で敗れている。

 1次L突破には各組上位2チームに入るか各組3位のうち上位2チームに入ることが条件。日本はベルギー戦に負ければ、敗退が決定するため、エブリンは「最後まで試合があるので、日本のみなさんに日本のバスケを見せられるよう、みんなでいい顔をしてやりたい」と必勝を期した。

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