大谷翔平、一気に本塁を狙って憤死…ロバーツ監督「あの得点が決まっていたら…」ドジャース６年ぶり月間負け越し

◆米大リーグ　パドレス８―１ドジャース（３１日、米カリフォルニア州サンディエゴ＝ペトコパーク）

　ドジャース・大谷翔平投手（３０）が３１日（日本時間１日）、敵地・パドレス戦に「１番・ＤＨ」で出場。３打数無安打１四球で移籍後初の３試合連続ノーヒット、同最長タイの１５打席無安打となった。ド軍は７月１１勝１３敗で、１８年４月以来６年ぶりの月間負け越し。パドレス戦は今季３勝７敗となり、３試合を残して１０年以来１４年ぶりの負け越しが決まった。

　パ軍先発のシースは前回登板で今季メジャー２人目の無安打無得点を達成した難敵。大谷は３回に四球を選んで６試合連続出塁としたが、２死一、二塁からラックスの二塁打で一塁から一気に本塁を狙い、憤死した。ロバーツ監督は「あの得点が決まっていたら、相手にもっと重圧がかけられたかも」とガックリ。日本人新記録の５試合連続盗塁もお預けとなった。

　チームは左肩手術から復帰２戦目のカーショーが４回途中６安打７失点で今季初黒星。息子の看病のためフリーマンを欠く打線も最近５試合連続２ケタ三振、５戦計６６Ｋと低調だ。６月２０日に最大９あった２位とのゲーム差は４・５まで接近を許した。「ここが踏ん張り時」と、話す大谷にかかる期待は自然と高まってくる。