【阪神】甲子園球場１００周年記念日にまたまた“Ｇ倒”！前回ノーノー献上の戸郷を粉砕して破竹７連勝

１回２死満塁、前川右京が先制となる右前２点適時打を放つ（カメラ・渡辺　了文）

◆ＪＥＲＡセ・リーグ　阪神９―２巨人（１日・甲子園）

　阪神が甲子園球場１００周年の記念日に快勝し、連勝を「７」に更新した。前回対戦でノーヒットノーランを献上した戸郷を完璧に打ち崩し、先発登板のビーズリーが６回３安打２失点の好投で今季５勝目。貯金を今季最多タイ７とした。

　初回から絶好調の攻撃陣が戸郷に襲いかかった。２死満塁の絶好機で前川が先制の右前２点適時打。３回には木浪が左前適時打で３点目をたたき出し、５回にも前川と木浪の連続長短打でさらに３点を追加した。

　ビーズリーは５回に１点を失い、６回にもオコエにバックスクリーンに運ばれ失点した。それでも、大きく崩れることはない。巨人戦は通算４試合の登板で３勝０敗。１５０キロを超える直球に大きく曲がる変化球で巨人打線を仕留めた。「全体的にイメージした投球ができた。８月１日のメモリアルな日（息子も誕生日）に甲子園で登板できて幸せだね」と振り返った。

　今季最長を更新する５試合連続２ケタ安打。前川が３安打４打点と猛爆し、森下も自己最長を更新する７試合連続打点と若虎の奮闘も目立った。９回には佐藤輝が７月３日・広島戦（マツダ）以来の６号ダメ押しソロ。今季最多４万７１８１人のファンが詰めかけた甲子園球場で、球団史上初の連覇を目指す岡田阪神がライバル球団を圧倒した。