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パリの激闘 平野美宇、0―3から「このままじゃ後悔すると思って」着替えて反撃 追いつきマッチポイント2度握るも…惜敗

スポーツ報知 / 2024年8月1日 22時29分

試合に敗れ涙を見せた平野(カメラ・小林 泰斗)

◆パリ五輪 第7日 ▽卓球(1日、パリ南アリーナ)

 女子シングルスの平野美宇(木下グループ)は準々決勝で、第4シードの申裕斌(韓国)と対戦し3―4で敗れた。0―3とされ、後がない状況から3ゲームを奪い返した。最終第7ゲームも一進一退の攻防の末、マッチポイントも2度、握ったが、11―13で取られ、敗れた。

 試合後、平野は「0―3で負けてる時は、このままじゃ後悔するなと思って、一回服を着替えて、そこから。今までの自分だったらそこで折れちゃったんですけど、挽回することができたことは良かったんですけど、最後1点、思い切って1本取ることができてなくて悔しいです。結果は意識しないつもりだったんですけど、チキータが甘くなってしまって。そこが足りなかったなっていう風に思います」と振り返った。

 団体で出場した東京に続く2度目の五輪だった。自身の成長について「諦めずに挽回できたところ。いつもだったらちょっと折れちゃってたと思うんですけど、戦術展開できたり、負けていても1球ずつできたところは良かったです」と話した。

 第6ゲーム以降は、ポイントが入る度に「キャー」と絶叫し、感情を表に出した。「このままじゃ負けれないなと思って頑張ったんですけど、最後勝てなくて悔しいです」

 ストレートで3ゲームを取られた。「ラリーがいつもよりゆっくりだったり、サーブレシーブで優位に立つことができなくて焦ってしまってたんですけど、あそこが修正できてからはかなり良かったんですけど」と振り返った。

 東京五輪では女子団体で銀メダルを獲得した。シングルスとしては初めて戦いだった。「そうですね。なかなか出場権が獲得できなかったシングルスだったので、最初で最後かもしれないなと思って、後悔ないようにやって、後悔はないですけど、出ることできたんですけど、メダルを取るまでには足りなかったので、これは団体戦に生かすしかないなって思う」と、次に目を向けた。

 日本の声援も多かった。「たくさんの方が応援してくれたので、すごい力になったんですけど、最後は勝ちきれなくて悔しいです」

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