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「やっと出た」日本ハムの大砲が今季エスコン1号 駒苫高ブラスバンドが後押し

スポーツ報知 / 2024年8月2日 6時0分

1回2死、右越え4号先制ソロ本塁打を放った清宮幸太郎(カメラ・池内 雅彦)

◆パ・リーグ 日本ハム7―6オリックス(1日・エスコンフィールド)

 甘く入ってきた真っすぐを、日本ハム・清宮は一振りで仕留めた。完璧な角度で上がった打球が満員の右翼スタンドに飛び込む。初回、2死で迎えた第1打席、高島の149キロを捉えた。今季エスコン1号となる先制の4号ソロに「やっと出たなというか、打ててよかったです」とうなずいた。

 懐かしい音色に背中を押された。この日は「超応援祭り」と銘打ち駒大苫小牧の吹奏楽局が、一塁側スタンドで高校野球さながらの応援を展開した。駒苫といえば、清宮の母校・早実と06年夏の甲子園決勝で激突。早実は斎藤佑樹、駒大苫小牧は田中将大を擁し、引き分け再試合の激闘を繰り広げた。過去の“因縁”もあったが「純粋に楽しんでました。ブラスバンドの音って高校時代を思い出すというか、みんな気持ちも乗ると思う」と笑った。

 3回にも右翼フェンス直撃の二塁打を放ち2安打。7月15日の楽天戦(エスコン)から9戦連続安打で、この期間は29打数17安打、打率5割8分6厘、3本塁打、8打点と絶好調だ。チームも清宮の一発から計4発を放ち、サヨナラ勝ちで1分けを挟んで3連勝。新庄監督も「タイミングの取り方もいいし、ポイントもいいし、崩れない」と絶賛する大砲が、勝負の夏をけん引していく。(山口 泰史)

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