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JOCが異例の緊急声明、SNS通じた選手への誹謗中傷に警告 通報や法的措置も検討へ…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月1日 23時42分

 JOC(日本オリンピック委員会)は1日、「TEAM JAPANからのメッセージの掲出について」と題した声明を発表し、SNS等での誹謗(ひぼう)中傷が選手に寄せられている現状に危機感を示した。

 JOCは「SNS等を通じた皆さまからの激励・応援メッセージは、アスリート、監督・コーチへの大きな力となっています」とした上で「その一方で、心ない誹謗中傷、批判等に心を痛めるとともに不安や恐怖を感じることもあります。TEAM JAPANを応援いただく皆さまには、誹謗中傷などを拡散することなく、SNS等での投稿に際しては、マナーを守っていただきますよう改めてお願い申し上げます」と記した。

 アスリートへのSNSを通じた誹謗中傷が社会問題になっている現状を鑑み、JOCは「なお、侮辱、脅迫などの行き過ぎた内容に対しては、警察への通報や法的措置も検討いたします」と強い態度を示した。

 全文は以下の通り。

 「アスリートは4年に1度開かれるオリンピックに向けて、自分自身のため、そして支えてくださる多くの方のため、人知れず努力を重ねてきました。どのアスリートも、一瞬一瞬を無駄にせず、緊張の中で、自身が最大のパフォーマンスを発揮できるよう、調整して大会に臨んでいます」

「中には、試合前にコンディションを見極めて厳しい選択をせざるを得ないこともあります。どれだけ準備を重ねても、試合では予期せぬこともたくさんあります。そのすべてを受け入れて、自分にできる最大のパフォーマンスを発揮すべく、アスリートはその場に立っています。応援いただく皆さまに、是非アスリートがこれまで歩んできた道のりにも思いをはせ、その瞬間を見守り、応援いただけますと幸いです」

「オリンピックに臨むアスリートは、相手をリスペクトしています。体操競技では、自身の演技が終わった後、ライバルが演技を開始するにあたり、口に指をあてて、観客に静かにするよう求める選手がいました。柔道では、試合の時には納得がいかないことがあっても、競技後に互いの健闘をたたえ合う選手がいました。

スポーツで自身の競技力を高めるには、競い合う相手が必要です」

「対戦相手は、戦う相手であるとともに、ともに高め合う仲間でもあります。そのリスペクトこそが、自身の競技力を高め、スポーツの価値をより高めるものと信じています」

「SNS等を通じた皆さまからの激励・応援メッセージは、アスリート、監督・コーチへの大きな力となっています。その一方で、心ない誹謗中傷、批判等に心を痛めるとともに不安や恐怖を感じることもあります。TEAM JAPANを応援いただく皆さまには、誹謗中傷などを拡散することなく、SNS等での投稿に際しては、マナーを守っていただきますよう改めてお願い申し上げます」

「なお、侮辱、脅迫などの行き過ぎた内容に対しては、警察への通報や法的措置も検討いたします。皆さまのご理解・ご協力をよろしくお願いいたします」

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