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快挙の銅メダル!フェンシングで日本女子史上初の五輪表彰台 フルーレ団体 “パンダ”から“タイガー”へ、進化した4人娘が新たな歴史…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月2日 3時24分

銅メダルを獲得し喜ぶフェンシング女子フルーレ日本代表(カメラ・小林 泰斗)

◆パリ五輪 第7日 ▽フェンシング女子 フルーレ団体(1日、グラン・パレ)

 世界ランク4位の日本は、3位決定戦で同6位のカナダに33―32で勝ち、銅メダルを獲得。日本女子が五輪のフェンシングでメダルを取るのは史上初めて。日本は、東晟良(共同カイテック)、上野優佳(エア・ウォーター)、宮脇花綸(三菱電機)、菊池小巻(セガサミー)で戦った。

 日本は第3ピリオドまで同点で推移。第4ピリオドで菊池が1点リードを奪うと、第5ピリオドで上野がリードを5点に広げた。その後は一進一退で進み、第9ピリオドで上野が相手の反撃を1点に抑えて逃げ切った。銅メダル獲得が決まると4人全員が舞台に上がり円陣を作って快挙を喜んだ。

 現在、日本チームを指導するフランス人のフランク・ボアダン氏は来日してすぐ、日本の女子フルーレ代表に「今の日本はかわいいパンダチームだ」と言った。決して良い意味ではない。「イメージとしては、優しくてかわいらしい。日本の女子フルーレはそういう戦い方をしていた」と同コーチ。

 彼女たちに、戦う姿勢から見つめ直すよう教え「私達がやってるフェンシングはすごく強くて、戦うスポーツ。強気でアグレッシブにやっていくことが大切なんだ。タイガーにならないとダメなんだ」と指導。まず、勝負の厳しさを教え込んだ。 日本は確実に成長した。

2023年世界選手権では、パリ五輪代表と同じ、東、上野、宮脇、菊池で16年ぶりに団体銅メダルを獲得。世界との距離は縮まっていることを確信し、「じゃないと3年間やってきた意味がない」と東。確かな自信を持って五輪を迎えた。

 プライベートでもみんなでご飯に行ったり集まったりと仲良し。頭脳明晰は宮脇、ムードメーカーの菊池、天真らんまんな東、誰よりも気持ちが強い上野と、個性豊かな4人が一つになった最強チーム。かわいいパンダから、戦うタイガーとなった“4人娘”は、新たな歴史を刻んだ。

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