瀬戸大也、２００個メで決勝進出！「決勝は激戦になる」メダルへ０秒０５及ばなかった東京の雪辱へ、パリ五輪ラストレース…パリ五輪

◆パリ五輪　第７日　▽競泳男子２００メートル個人メドレー準決勝（１日、ラデファンス・アリーナ）

　男子２００メートル個人メドレー準決勝で、予選１位通過の瀬戸大也（ＣＨＡＲＩＳ）は、１分５６秒５９の全体５位で上位８人による決勝（３日午前３時４３分）に進出。今大会４００メートル７位の瀬戸は、２大会ぶりのメダル獲得を目指す。瀬戸は今季自己ベストの記録をマークした。

　瀬戸はレース後、「準決勝は後半意識した。思い通り。明日の決勝は激戦になる」と話した。

　昨秋にオーストラリアに渡り、名将マイケル・ボール氏に師事する瀬戸は、４００メートルをターゲットにした練習を重ねてきた。４００Ｍのレース後、「２００Ｍの方は全然練習していない」と語っていたが、それでも４００Ｍでも前半から積極的なレースを展開。後半にバテたが、キレのある泳ぎを披露していた。

　この日午前の予選も、スピード自慢のカサス（米国）を隣にしながら前半を１位でターン。後半も余力を持ちながら、全体１位の１分５７秒４８でタッチしていた。２１年東京五輪で、この種目は表彰台に０秒０５届かず４位だった。東京五輪の雪辱、そして１６年リオ五輪以来のメダル獲得へ、瀬戸が今大会最終レースに臨む。

　◆瀬戸　大也（せと・だいや）１９９４年５月２４日、埼玉・毛呂山町生まれ。３０歳。５歳から競泳を始める。埼玉栄高―早大卒。昨秋からオーストラリアを拠点に。２０１６年リオ五輪４００メートル個人メドレー銅メダル。世界選手権の個人メドレー種目を４度制覇。１７４センチ、７７キロ。