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体操女子、16歳コンビが個人総合で堂々演技 岸里奈11位、中村遥香15位 バイルスが金メダル

スポーツ報知 / 2024年8月2日 3時35分

◆パリ五輪 第7日 ▽体操女子 個人総合決勝(1日、ベルシー・アリーナ)

 五輪初出場で16歳の岸里奈(戸田市SC)は4種目合計53・965点で11位、同じく初舞台に挑んだ16歳の中村遥香(なんばク)は合計53・099点で15位だった。シモーン・バイルス(米国)が2016年リオデジャネイロ五輪以来、2度目の金メダルを獲得した。4種目の合計は59・131点だった。

 岸は1種目目が段違い平行棒。着地で右足が少しずれた以外は全くミスなく13・833点と、予選、団体決勝と通じて最も高い点をマークし、11位と最高のスタートを切った。2種目目の平均台は着地で右足が大きく前に出たが、前半で11位をキープ。3種目目の得意の床運動では、H難度の大技「シリバス」を成功したが、出来栄えをはかるEスコアが伸びず。合計40・199点で12位。最終種目の跳馬は2回ひねりの着地で左足が1歩大きく後方に出たが、4種目とも大過失なく終えた。

 中村の1種目目は平均台だ。団体決勝で落下した種目だが、この日は安定した演技で最後まで通した。13・700点は、岸同様、予選、団体決勝を通じて最も高い点で、13位のスタート。2種目目の床運動は点が伸びず前半を終わって16位と後退した。3種目目の跳馬は価値点が4・2点と低いため、合計39・166点で18位に下がった。最終種目は得意の段違い平行棒。13・933点と高得点をマークし、今五輪を締めくくった。

 とにかく負けず嫌いで、幼少期は泣き虫だった岸は、大舞台でたくましい演技を披露。中村はコーチ陣に「やりすぎ」と止められるほど練習熱心。その成果を初の五輪で発揮した。

 日本女子体操界は、21年東京五輪後、一気に世代交代。同五輪で57年ぶりに種目別床運動で銅メダルを獲得した村上茉愛さんら、代表選手が次々と引退し、バトンは次世代へと受け継がれた。

 パリ五輪直前には新エース・宮田笙子(順大)が飲酒と喫煙の問題により突然の辞退。日本は他国より一人少ない4人で団体戦を戦い、5大会連続入賞となる8位と健闘した。全員初出場のメンバーは、個人種目でも決勝に残るなど、今大会で大きな経験を積み上げた。

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