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33歳の鈴木聡美4位「もう少し狙ってもいいんじゃないかな」現役続行へ意欲…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月2日 4時42分

◆パリ五輪 第7日 ▽競泳(1日、ラデファンス・アリーナ)

 女子200メートル平泳ぎ決勝が行われ、日本競泳史上最年長の33歳で2大会ぶりの五輪に臨んでいる鈴木聡美(ミキハウス)は2分22秒54で4位だった。

 3個のメダルを獲得した2012年ロンドン大会以来、12年ぶりとなる五輪の決勝レースを泳いだ鈴木。レース後には自らをねぎらうように、両手をたたいた。「正直怖かった。招集所から、なぜ私なんだ、というような不安だったり。200メートルはどうしても苦手意識が強い種目。これだけたくさん練習をやってきたので自信を持っていいはずなのに、心細さが出てきてしまった」と胸の内を明かしつつ、「しっかり泳ぐことができて、選考会より速く泳ぐという最低限の目標は達成できた。そこは良かったということで自分に拍手した」と振り返った。

 表彰台には1秒49届かなかった。「3位まであと少しだったというところで、メダル獲得ができなかった悔しさと、今、両方がぶつかり合っている」と悔しさものぞかせた。自己ベスト更新はならなかったが、全体8位の準決勝から大きく順位を上げた。「12年ぶりに200メートルで決勝に残れたこと、とてもすばらしい経験ができた。4位まで順位を上げることができたというのは、もう少し狙ってもいいんじゃないかなって。目標意識というか、向上意識も芽生えた。大会が終わったらコーチと相談したい」と現役続行に意欲を見せた。33歳はまだ、進化の途中にいる。

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