３３歳の鈴木聡美が現役続行を宣言「悔しさが今どんどんと増してきている」２００Ｍ平泳ぎ４位…パリ五輪

鈴木聡美

◆パリ五輪　第７日　▽競泳（１日、ラデファンス・アリーナ）

　日本競泳史上最年長の３３歳で２大会ぶりの五輪に臨んでいる鈴木聡美（ミキハウス）が女子２００メートル平泳ぎ決勝のレース後、現役続行を宣言した。

　「タッチして振り返ってみたら、４位という数字に、悔しさが今どんどんと増してきている。出し切ったという達成感とともに、これ、私、また２００メートルを狙うような練習が増えてくるんだろうなと、現役続行だろうなという思いが今出てきている」と宣言。「楽しみ反面、ちょっと怖い」とも口にした。

　３個のメダルを獲得した２０１２年ロンドン大会以来、１２年ぶりとなる五輪の決勝レースは２分２２秒５４で４位。表彰台に１秒４９届かなかったが、全体８位の準決勝から大きく順位を上げた。「１２年ぶりに２００メートルで決勝に残れたこと、とてもすばらしい経験ができた。４位まで順位を上げることができたというのは、もう少し狙ってもいいんじゃないかなって。目標意識というか、向上意識も芽生えた。大会が終わったらコーチと相談したい」。３３歳はまだ、進化の途中にいる。