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なでしこ8強で米国戦「課題は連動した守備」「勝てばメダルに近づく」 安藤梢がエール

スポーツ報知 / 2024年8月2日 16時25分

チームの必勝祈願後に取材に応じた三菱重工浦和のFW安藤梢

 WEリーグ・三菱重工浦和の元なでしこジャパンFW安藤梢(42)が1日、さいたま市内で取材に応じ、パリ五輪で準々決勝・米国戦(日本時間3日午後10時)に挑む池田ジャパンにエールを送った。

 1次リーグは初戦でスペインに敗れたが、その後はブラジル、ナイジェリアに2連勝。2大会連続の8強入りを決めた。

 「スペインは強かったですね。でも、そこから2戦目のブラジル戦でしっかり修正して劇的な勝利。最後まであきらめない“なでしこ魂”でしっかり勝った。難しい試合を勝ち切ると、チーム力は大会中にグッと上がります。ナイジェリア戦は、チームが自信を持った中で格下相手にしっかり3得点を奪って勝てた。初戦は負けてしまったけど、それでネガティブにならずに、そこから逆にいい方向に持っていってるチーム力を感じます」

 攻撃陣はベテランのFW田中美南、19歳MF谷川萌々子や20歳FW浜野まいから若手が得点を重ねている。一方、守備では3試合連続失点と零封がない。

 「全体的に守備のところは、まだ課題かなと思います。前の選手が(プレスをかけて)追った時に後ろの選手が連動して奪いに行けてないので、全体的にちょっと下がってしまって押し込まれて中盤が広くなってしまう。前の選手がプレスにいったら2列目、3列目ももっと連動する、相手に対して強く守備がいけるともっと守備で良い形でボールが奪える。そうすれば、なでしこらしい攻撃をもっと出せると思います。修正力の部分では、選手同士ですごく試合中や試合後とコミュニケーションを取っているところあるので、選手たちが細かいズレを修正していると思います」

 主将DF熊谷紗希は、2011年の女子W杯優勝をともに成し遂げた戦友。第2戦・ブラジル戦では0―1の終盤に同点に追い付くPKを決め、逆転勝利につなげた。

 「さすがだなと思いました。国際大会で大事な場面をよく分かっている。あそこでPKを余裕と自信を持って蹴れるのは、若い時から持ってるメンタルの強さがある。守備でも、ここは強くいかなきゃいけないというところは紗希がグッと体を寄せていて、そういうプレーはチームの支えになっていると思います」

 中2日で迎える準々決勝は、宿命のライバル・米国と対戦する。通算成績は1勝8分け30敗。11年W杯決勝(2△2、PK3〇1)、12年ロンドン五輪決勝(1●2)、15年カナダW杯決勝(2●5)など、大舞台で苦杯をなめてきた。

 「チームはブラジル戦の勝ち方からしても勢いに乗っています。途中から出てくる選手がすごくキーになってくる中、そういう選手たちのコンディションもいい。チーム力としてもすごく期待できます。アメリカは昔から日本にとって宿敵。このタイミングで当たってしまうというのはあるけど、逆にそこに勝てばメダルにすごく近づくし、すごく勢い乗れる。それは経験ある紗希を中心に選手たちが一番分かっていると思う。チームの雰囲気を見てもすごくチームワークがいいし、勢いに乗ってるのですごく楽しみです。勝ってほしいです」

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