西山朋佳女流三冠、パリ五輪注目選手は同郷のブレイキン・半井重幸
スポーツ報知 / 2024年8月2日 17時14分
岡田美術館杯第51期女流名人戦リーグ5回戦、西山朋佳女流三冠=白玲、女王、女流王将=対野原未蘭女流初段戦が2日、東京・将棋会館で行われ、西山が勝利した。福間香奈女流名人への挑戦を10人で争うリーグ(全9回戦)は折り返し地点。西山が5戦全勝で首位を独走している。
前期女流名人戦で福間にタイトルを奪われた西山。リベンジを狙う今期リーグ前半戦については「最高の形なので、一局一局大事に指せたのかなと思います」と充実の様子だ。
前半戦で印象に残った対局についてはこの日の野原戦をあげ、「公式戦では初の対戦だったので、対局中も面白い棋風だなと感じながら指していました。野原さんの将棋は全力で抑え込みにいく将棋で、魅力的な棋風だなといつも見ていて思っていた。自分が指すとどういう展開になるのか気になっていました」と明かした。
現在はパリ五輪が絶賛開催中。五輪を見ているか尋ねると、「見てはいないのですが…母からの連絡で(結果を)聞いています」とテレビでも新聞でもない新手の”情報源”を披露。それでも注目選手には新種目ブレイキン男子で優勝候補の半井重幸(ダンサー名・SHIGEKIX)をあげた。西山と半井は同じ大阪狭山市出身。西山の家にテレビはないのだが、「親近感がすごいので、そこはなんとかして見たいなと思っています」と話した。
一方、敗れた野原は2勝3敗で折り返す。リーグ前半戦については「残留争いになってしまったことは残念ですが、まだ2勝3敗なのでここから負けが込まないように踏ん張りたい」と振り返った。
特に3回戦の鈴木環那女流三段戦と4回戦の渡部愛女流三段戦が印象に残っているといい、「鈴木戦は逆転勝ちだったので、調子があがる感じはしたのですが、4局目で難しい将棋を負けちゃってから西山戦になったので…難しさを感じました」。リーグ後半へ向けては「前半よりも年の近い方との戦いになってくると思う。残留争いもそこで激しくなると思うので、一局でも多く勝って、さすがに残留したい気持ちは強い」と闘志を燃やす。
現在法政大3年の野原。夏休みに入った今は、「五輪の開会式はオール(徹夜)で見て、翌日仕事に行きました。将棋の研究をしつつ、学生生活も長くはないので夏らしいことがしたいですね。海行って、べーべキュー(BBQ)して…」と大学生らしい姿も明かした。4日は野原の21歳の誕生日。この日の勝利で前祝いとはならなかったが、リーグ後半へ成長していく。(瀬戸 花音)
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