素根輝、東京五輪からの連続金メダルへ大内刈りで準々決勝進出…パリ五輪

◆パリ五輪　第８日　▽柔道　女子７８キロ超級（２日、シャンドマルス・アリーナ）

　柔道女子７８キロ超級の素根輝（パーク２４）は、２回戦で徐 仕姸（中国）に優勢（大内刈りで技あり）で勝利し、東京五輪からの連続金メダルへ準々決勝進出を決めた。

　１回戦ではリシェルアニタ ソピムベラ（カメルーン）に３分２６秒、浮き落としからのけさ固め合わせ一本で、東京五輪からの連続金メダルへ初戦を飾った、

　素根は東京五輪で女子最重量級の頂点に立った翌日に混合団体決勝で左膝を負傷。五輪後の２２年３月に内視鏡手術に踏み切った。「元の状態に戻れるのか」と不安を抱え、復帰後も思うような動きができず苦しんできたが、再び五輪の舞台に立った。

　◆素根　輝（そね・あきら）２０００年７月９日、福岡・久留米市生まれ。７歳で柔道を始め、南筑高２年時に金鷲旗高校大会決勝で男女を通じて史上初の５人抜きを演じる。２１年からパーク２４所属となり、日大にも進学。世界選手権は１９、２３年に優勝。全日本女子選手権は２度制覇。得意技は体落とし、大内刈り。１６２センチ。