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プロ初安打がサヨナラ本塁打の日本人投手は1人だけ 現在は日本ハムでGM代行

スポーツ報知 / 2024年8月3日 6時5分

 創立90周年を迎えた巨人。巨人での出場試合が多い野手、投手を中心に記録にも記憶にも残る歴代の「偉人」を紹介します。第68回は木田優夫。

 * * * *

 剛腕でありながら、どこかユーモラス。木田優夫だ。

 1968年9月12日、東京都生まれ。日大明誠から86年、阿波野秀幸の外れ1位で入団。

 150キロを超えるストレートとフォーク武器に、3年目の89年4月29日の中日戦(東京D)で初先発。完投で初勝利を飾った。90年4月8日のヤクルト戦(東京D)では、8回から中継ぎで登板。延長12回の打席でプロ初安打となるサヨナラ本塁打。初安打をサヨナラアーチで記録した日本人投手は現在でも木田しかいない。

 同年は初めて2ケタ勝利を挙げ、チームの優勝に貢献。97年はリリーフに専念した。

 98年、オリックスに移籍後はメジャーを含め多くの球団を渡り歩いた。99年はFAで米大リーグのタイガースへ。00年にオリックスに復帰。03年、ドジャース、04年、マリナーズ。その後もヤクルト、日本ハム、BC・石川にも在籍した。

 15年から日本ハムでGM補佐、コーチ、2軍監督を歴任し、現在はGM代行。

 明石家さんまと親交があり、イラストが得意。「木田画伯」の愛称で親しまれている。

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