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巨人4連敗の要因はクリーンアップの異変 3位転落にも阿部監督は「我慢だけですよ」

スポーツ報知 / 2024年8月3日 5時0分

4回1死一塁、左飛に倒れ、ガックリの岡本和真(投手・奥川、捕手・中村=カメラ・中島 傑)

◆JERA セ・リーグ 巨人2―4ヤクルト(2日・東京ドーム)

 巨人が最下位ヤクルトとの初戦を落とし、今季3度目の4連敗で3位に転落した。先発の赤星優志投手(25)は6回3失点ながら、勝負所で粘りきれず球団5人目となる開幕7連敗。打線もわずか4安打で2点と援護できなかった。無安打だった主砲・岡本和真内野手(28)ら先発クリーンアップの連敗中の打率は、わずか1割1分6厘と、ここへ来て得点力が大幅ダウン。今季東京Dでのヤクルト戦は1勝6敗と相性は悪いが、何とか3日の次戦で悪い流れを食い止めたい。

 16日ぶりの本拠地で何としても勝ちたかった。終盤の反撃も及ばずヤクルトに痛恨の敗戦。奥川に6回無失点の好投を許して赤星を援護できず、4連敗となった。「我慢しかないよ、こっちもね。こういう時もあるし。みんな何とかしようと思っているのは分かるから」と阿部監督。首位陥落から一夜明け、7月5日以来の3位に転落した。

 3点を追う8回、吉川の中前2点適時打で1点差に迫りなお1死一、二塁。同点、逆転を期待する大歓声で場内のボルテージが最高潮になる中、山本から代わった石山の前にヘルナンデスが二ゴロ併殺に倒れた。甲子園で阪神に3連敗して「東京に戻って一つも落とせないつもりでね、次の阪神戦まで(の9試合)やってほしいと思います」と一戦必勝を掲げていたが、午前中に新幹線で帰京して移動ゲームとなった一戦でも流れは好転しなかった。

 後半戦最初のカード、敵地のDeNA戦に3連勝。球宴前からの連勝を5、貯金を11に伸ばして最高のスタートを切った。7月に月間14勝6敗の好成績を支えたのが1番から5番まで固定された上位打線だった。だが4連敗中は3番・ヘルナンデスが15打数2安打、4番・岡本和が16打数2安打、5番は大城卓とモンテスが2試合ずつ入って12打数1安打。中軸が計43打数5安打1打点、打率1割1分6厘と苦戦している。

 「クリーンアップが打てば点が入るのが野球」と普段から示す中で、絶好調だったチーム状況の反動なのか、攻撃陣がそろって下降気味なのが現状だ。長いシーズン好不調の波はある。阿部監督が言うように今は耐える時だ。

 連敗直前には3差をつけ首位に立っていたが、4連敗で瞬く間に3位転落。とはいえまだ首位・広島と1差、2位・阪神と0・5差の大混戦だ。これ以上ズルズル離されず、食らいついていけば、やり返すチャンスは十分残っている。31日中、27試合が予定されている勝負の8月。阿部監督は「我慢だけですよ」と我慢という言葉を繰り返して前を向いた。(片岡 優帆)

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