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トランポリン 森ひかるは6位 一時“引退”よぎるもたどり着いた2度目の大舞台…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月2日 21時30分

◆パリ五輪 第8日 ▽トランポリン(2日、ベルシー・アリーナ)

 女子決勝が行われ、21年東京五輪から2大会連続出場の森ひかる(TOKIOインカラミ・金沢学院大ク)は54・740点で6位だった。

 * * *

 森は2019年世界選手権で日本勢初優勝。東京五輪では金メダル候補にも名前が挙がった。だが、本番は予選落ち。泣き崩れた。「もう二度と五輪には出たくない」と退くことも考えた。その後は罪悪感なく遊び、アルバイトも。時給900円(平日)の回転すし店でレジ打ち、料理提供など懸命に働いた。

 さまざまな経験から行き着いた先は「やっぱりトランポリンは楽しい。頑張るっていいな」。金沢学院大卒業後に所属先を探す中で、現所属に自らメールを送り“営業”。持ち前の明るさと積極性を取り戻し、自分の力で徐々に環境を整えていった。

 今年1月、東京から大学までの拠点・金沢に戻った。移動予定の前に能登半島地震が起き、新幹線は止まり、到着後も約1週間は金沢で練習できなかった。「今も不自由な生活をされている方がいる。勇気付けることができたら私もうれしい」。

 東京五輪後は苦しい時間も長かったが、トランポリン愛を再確認。もう一度競技に打ち込んだ。「東京は東京、パリはパリで別のもの。一生懸命、全ての思いを楽しんでいきたい」。全力の演技で心から大舞台を楽しんだ。

 ◆森 ひかる(もり・ひかる)1999年7月7日、東京都出身。4歳から競技を始める。2013年の全日本選手権で、当時史上最年少の14歳(中2)で初優勝。17年世界選手権シンクロ銀メダル、18年世界選手権個人5位、シンクロで日本勢女子史上初の金メダル、19年世界選手権で日本勢男女通じ初の個人金メダルを獲得した。

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