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柔道女子78キロ超級 素根輝、東京五輪金に続く連続メダルならず 敗者復活戦を棄権 左ひざ負傷か…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月2日 22時6分

◆パリ五輪 第8日 ▽柔道 女子78キロ超級(2日、シャンドマルス・アリーナ)

 柔道女子78キロ超級で東京五輪金メダルの素根輝(パーク24)は、準々決勝で敗れ、敗者復活戦は棄権。2大会連続メダル獲得はならなかった。左ひざを痛めたとみられる。

 1回戦でリシェルアニタ ソピムベラ(カメルーン)に3分26秒、浮き落としからのけさ固め合わせ一本で、2回戦は徐 仕姸(中国)に優勢(大内刈りで技あり)で勝利したが、準々決勝でカイラ・オズデミル(トルコ)に延長の末、上四方固めの技ありで敗れた。

 日本女子で連覇を果たした谷亮子、谷本歩実、上野雅恵に並ぶことはできなかった。素根は個人金メダルに輝いた21年東京五輪で競技最終日の混合団体決勝で左ひざを痛め、22年3月に内視鏡手術を受けた。復帰後の23年5月に世界選手権で優勝。実績が評価されて昨年8月に代表に内定したが、その後はコンディションが整わずに大会出場を見送るなど、苦しい日々が続いた。

 24年3月のグランドスラム(GS)トビリシ大会は5位となり、シニアの国際大会で初めて表彰台を逃した。4月のアジア選手権は左膝を痛め途中棄権。それでも、周囲の支えで懸命のリハビリに励み、五輪前最後の実戦として出場予定だった5月のGSアスタナ大会に間に合わせた。同大会を3位で終えた後「目の前にパリ五輪がある。しっかり気持ちを切り替えて、そこで必ず金メダルを取るという気持ちになれた」と明かした。

 162センチ、110キロはこの階級では小柄だが、体格差を座右の銘の「3倍努力」を実践して埋め、東京五輪で頂点に立った。この3年間は自身の支えとなっていた稽古量を十分に積めない時間が長かったが、五輪女王としての誇りを胸にパリで激闘を繰り広げた。

 ◆素根 輝(そね・あきら)2000年7月9日、福岡・久留米市生まれ。7歳で柔道を始め、南筑高2年時に金鷲旗高校大会決勝で男女を通じて史上初の5人抜きを演じる。21年からパーク24所属となり、日大にも進学。世界選手権は19、23年に優勝。全日本女子選手権は2度制覇。得意技は体落とし、大内刈り。162センチ。

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