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バスケット男子 日本は3戦全敗で戦い終える 渡辺雄太「日本のバスケを世界に見せることはできた」…パリ五輪

スポーツ報知 / 2024年8月2日 21時39分

◆パリ五輪 第8日 ▽バスケットボール男子1次リーグ 日本84―102ブラジル(2日、ピエール・モロワ競技場)

 世界ランク26位の日本は、1次リーグB組最終戦で同12位のブラジルに84―102で敗れ、3連敗。前回の21年東京五輪に続き、3戦全敗で大会を終えた。試合前にエース・八村塁(26)=レイカーズ=が左ふくらはぎ負傷のため、チームを離脱。ジョシュ・ホーキンソン(29)=SR渋谷=が最多26得点、若き司令塔・河村勇輝(23)=横浜BC=が21得点と奮闘したが、3点シュートを成功率60・7%で沈めてきた格上に屈した。

 「史上最強」ホーバスジャパンの旅が終わった。8強入りへ勝利が義務づけられた一戦で、エース八村離脱のアクシデント。頑張って欲しい」と言葉も受け、全員で穴を埋めようと40分間、走り抜いたが、ブラジルに屈して3連敗。トム・ホーバス監督は「11人がチームで勝とうとした。残念です」としぼんだ声で振り返り、大黒柱としてけん引してきた渡辺雄太(29)=千葉J=は「誰がいようがいまいが、やることは変わらない。やっぱり勝たないと意味がない」と絞り出した。

 前半は、ブラジルの驚異的なシュート力に圧倒された。3点シュートは奇跡的な数字、成功率85%を記録され、11本を放り込まれた。「(こんな数字は)見たことない」と指揮官。11点のリードを許した。だが、これまで何度も逆転劇を起こしてきた日本は、後半猛追。第3Qに守備から立て直し、河村、ホーキンソンの3点シュートが連発。29得点を奪って4点差。最大2万7000人収容の会場の後押しも日本寄りに変わった。

 最終第4Q序盤に1点差。勝機はあったものの、そこに来て再び相手の3点シュートが決まった。引き離されたらあっという間。「そこが次のレベルに行くための試練。もう1歩足を動かせるか」と渡辺雄。攻守で光った河村も「決めるか、止めれるかというところがまだまだ世界との差」と現実を受け止めた。

 初戦、23年W杯王者のドイツ戦は第3クオーター(Q)まで互角に張り合い、2戦目で前回銀メダリストのフランス戦は、八村が途中退場の中、「もう限界に来ていた」(渡辺雄)ところからもう一段ギアを上げ、大金星にあと一歩に迫った。渡辺雄は「今まで日本がいたら、(他国からすると)『楽勝』『1勝もらった』と気持ちになっていたと思う。日本のバスケを世界に見せることはできた」と変化を口にした。

 史上初の8強入りはならなかったが、3戦完敗だった東京五輪から3年、確かな爪痕は残した。(小林 玲花)

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