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“ワタガシ”ペア2大会連続銅メダル この先の目標は? 渡辺「休ませてくれい~」と笑わせる

スポーツ報知 / 2024年8月3日 0時35分

◆パリ五輪 第8日 ▽バドミントン(2日、ポルトドラシャペル・アリーナ)

 混合ダブルス3位決定戦が行われ、2021年東京五輪銅メダルの渡辺勇大、東野有紗組(BIPROGY)が、バドミントン界初の2大会連続表彰台となる銅メダルを獲得した。3位決定戦で叙承宰、蔡侑玎組(韓国)を破った。第1ゲームは主導権を握り続け、21―13でものにした。第2ゲームは一進一退の展開に。ジュースに持ち込まれたが、最後は3度目のマッチポイント、22―20で決めた。

 23年世界選手権王者組相手にストレート勝ちを決めると、2人で抱き合って喜んだ。勝利後の取材ゾーンでのコメントは以下のとおり。

 ―今の心境は。

渡辺「まずはホッとしています。本当にしんどかったですけど、先輩は声をかけ続けてくれました」

東野「切り替えが難しかったんですけど、2人で楽しんで頑張ろうと話し合って、すごく試合も楽しく臨むことができました」

 ―3年前と同じ銅メダル。気持ちの変化は。

渡辺「確実に成長してきた3年間だったと思うし、五輪を通して、自信を持って3年前よりもプレーできたと思っています」

東野「勇大くんと一緒で、お互いに成長できた3年間でしたし、金メダルを求めてここまでやってきましたが、銅メダルが取れてホッとしています」

 ―ラリー中も東野選手の粘りがあった。

東野「昨日出したかったです(笑い)。今日の試合に関しては、気持ちで負けないだったり、相手も疲れていてあまりスマッシュが当たっていなかったっていうのもありますし、絶対に自分のところに飛んでくる意識で今日はできました。浮いても次に勇大くんがとってくれるという気持ちでプレーしました」

 ―気持ちの切り替え。

渡辺「結構すぐに切り替えられました。最後までやりきろうと、試合が終わってすぐにできたので、東京の時よりは切り替えは、僕はうまくできたと思っています」

東野「勇大くんと、その日のうちに切り替えようと話をしたんですけど、やっぱり夜、眠れなくて、試合のこととかを考えてしまう時間がすごく多かったので切り替えが難しかったんですけど、次の日、勇大くんの覚悟の表情を見たときに、自分も切り替えなきゃなって思いました」

 ―前回銅メダルを取った経験はどう生きた。

渡辺「“2度目まして”なので。なかなかそんな人いないと思うし。上に行きたかったですけど、3年前もあれだけ苦しい試合はないんじゃないかって思うくらいの試合ができた。五輪を通してですけど、自信を持ってプレーすることができたと思っています」

東野「あの時よりは成長していると思います。気持ちの面でも。3位決定戦って苦しい試合ですし、勝たなきゃメダルがもらえないという状況。そこで戦う試練は、本当に苦しいですけど、2人で話し合って戦い抜けたので良かったと思います」

 ―福島・富岡町ゆかりの5人で日本代表。

「本当、メダルが取れて一番ホっとしていますけど、大会を通して5人で必死になってやってこられたと思っています。必死になってやっている姿が町民の方々とか県民の皆様に少しでも届けばと5人でやってきたので、ここからしっかり応援して、いい色のメダルを取ってもらえるように頑張ってほしいです。精いっぱい応援します」

東野「(男子ダブルス保木卓朗、小林優吾の)ホキコバペアは負けてしまって、私たちもその思いを背負って戦いましたし、まだ試合はあるし、昨日もすごい励ましてくれて。この5人だったからチーム一丸となって、富岡魂としてここまでやってこられました。この5人で五輪に出られて本当に幸せです」

 ―3年前との違いは有観客だった。

渡辺「すごく背中を押されました。声援が力になるタイプだし、応援していただいた方々に少しでも恩返しがプレーでもできるようにと毎回思っているので。そういった意味では3位決定戦、最後、終われて良かったと思っています」

東野「今回お互いの両親も来てくれて、会場で一番くらいの声をお互い出してくれて、その応援が力になりましたし、会社の方々、日本から来て下さった方々の応援もあって本当に応援が力になって、今回銅メダルが取れたと思っています」

 ―混合ダブルスの2大会連続メダル。

渡辺「まだまだ日本では混合ダブルスっていう種目はマイナーだと思います。そういった意味では、結果を示して。もちろん金メダルが良かったですけど、メダルを持ち帰ることができるので。バドミントン界全体がこれからも盛り上がってくれればいいなという気持ちで。僕ら選手は結果を残すのが一番大事だと思っています」

 ―この先の目標は。

渡辺「休ませてくれい~、休ませてくれい~、休ませてくれいです(笑い)」

 ◆渡辺 勇大(わたなべ・ゆうた)1997年6月13日、東京・杉並区生まれ。27歳。小学2年時に小平ジュニアで競技を始める。17年、日本ユニシス(現BIPROGY)入社。20年からA代表入り。167センチ。利き腕は左。

 ◆東野 有紗(ひがしの・ありさ)1996年8月1日、北海道・岩見沢市生まれ。28歳。小学1年から競技を始める。富岡一中で初めて渡辺とペアを組み、富岡高時代の14年世界ジュニア選手権で銅メダル。18年、21年、22年全英オープン優勝。21年、22年世界選手権銀メダル。160センチ。利き腕は右。

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