サッカー男子日本、２大会連続４強ならず 大岩剛監督、涙で絶句も「９０分の中で敗れたことはしっかり次につなげたい」

◆パリ五輪　第８日　▽サッカー男子・準々決勝　日本０―３スペイン（２日、リヨン競技場）

　サッカー男子日本代表は２大会連続のベスト４をかけて準々決勝のスペイン戦に臨んだが、０―３で完敗。４強入りを逃した。

　１点リードを許した前半４０分、ＦＷ細谷真大がゴールネットを揺らすもＶＡＲ判定によって得点は認められなかった。

　試合後のピッチで大岩剛監督は「選手は非常によく頑張ってくれた。悔しい結果だけど、選手たちも次を目指すいいキッカケになってくれればと思う」と前向きにコメント。

　「１試合の中で我々は支配する時間が比較的長かったので、チャンスがあった中で決め切りたい…。これはタラレバなので、９０分の中で敗れたことはしっかり次につなげたい」と続け、「大会で日本の存在感を示したが？」と聞かれると、しばし絶句。目に涙を浮かべ、言葉を詰まらせた指揮官。「今後へどうつなげてほしいか？」と聞かれ、「この上はフル代表しかないので、しっかり、そこを目指して選手たちも成長してほしい」と言葉を紡いだ。